信楽の登り窯窯元    「宗陶苑」の日記。      焼き物製作、商品紹介、日々の日記などなど・・・


by soutouen

カテゴリ:陶芸( 65 )

火入れに向けて!


来月、2月10日の火入れに向けて窯詰め作業中です!!

窯詰め作業とひとことで言っても、
ただ窯に品物を入れていくだけではなく
窯の場所によって火力が違いますので、
物によっては施釉したり、緋襷の藁を巻いたりといった作業や、
棚を組んだり、薪の準備をしたりと様々な仕事があります。

それにウチの窯はハンパなくデカイ035.gifので
一度の窯詰め作業に約一ヶ月半ほど費やします。


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狸の釉がけ中。
おおまかな部分はスプレーで塗り分け、
目や歯などの細かな部分は筆や刷毛で手塗りします。


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こちらは狸に別パーツで持たせる用の徳利。
今年の干支である兎の絵を描いてますね001.gif


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ぎっしり入っているのは全て陶芸教室の作品たちです☆

窯詰め作業はまだまだ続きます。
今回の窯には壷、一輪挿し、メダカ鉢等がたくさん入りますが
もちろん食器や狸など色々と焼きます。

窯焚きの見頃は2月12日~15日、
窯出しは2月20日ごろからの予定です。


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by soutouen | 2011-01-15 15:34 | 陶芸 | Comments(0)

大物の底作り。


今日は傘立てや水鉢などの大物製作の“プチ技”をひとつ。

通常、食器などの小物は成形後、
数日おき、半乾きでひっくり返して底の仕上げや高台作りを行いますが
大物はひっくり返った状態で底部と高台だけを先に作ります。
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そして一日以上おいてからひっくり返して本体の製作を行います。
紐作りの場合もロクロ挽きでも同じです。

こうする事によって本体製作後、ひっくり返して仕上げをする手間が省けます。
大物はなかなか底が仕上げれる固さになりませんし、
重い物をひっくり返して口などが傷つく恐れもありません。
そして何より乾燥時は口から乾いていきますので
口部と底部で乾燥に大きな差がつきますが
ある程度乾いた底部で製作する事によってこの差を少なくする事が出来ます。
まさに一石三鳥です049.gif

また作業は同じ事をする方が効率が良いので、
初日は何体も底ばかり作り、
二日目、三日目で本体をまとめて製作し完成と
サクサクと作業が進みます038.gif

底部を作りすぎて本体製作が追いつかない場合は
板から外してそのまま袋に包んでおくと
数ヶ月は保存も利きます006.gif



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by soutouen | 2010-12-11 17:38 | 陶芸 | Comments(0)

雲水狸☆


今回の登り窯ではポスト狸分福茶釜など、様々な変わり狸を焼きましたが、
この「雲水狸」もそのひとつです。

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あるお寺さんからの依頼で製作致しました。
手造り主体の窯元ならではの特注製作です。



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このように紐作りで足元から積み上げていき、
頭のてっぺんで閉じるという作業工程です。




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ラフスケッチを元にサイズを測りながら製作し、全体のバランスなどを調整していきます。
御依頼主さまとはスケッチの段階で打ち合わせを行いますが、
細かなところはこちらにお任せ頂きます。




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狸で大切なのはやはり顔の表情!
愛嬌のあるかんじにするのか、
かわいい感じにするのか、
または渋く仕上げるのか、
全てお顔の表情で決まります。
作者の顔も真剣そのものです009.gif



もちろんずっと難しい顔して作ってるわけではありません。
時には・・・
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こんな・・・

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おふざけも011.gif
でもしっかりと作品は仕上げ、焼き上げます!!


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「信楽まちなか芸術祭」が行われております。
当苑もいくつかの企画に参加しておりますし、
会長を始め数人の職人が作品展示もしております。
ぜひ、秋の信楽へ芸術散策にお出かけ下さい。
信楽まちなか芸術祭HP↓
http://tri.shigaraki-sp.com/

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by soutouen | 2010-10-10 17:56 | 陶芸 | Comments(0)

ランカン橋造り その2


前回に続き「欄干橋」造りの続きです。


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前回横飾りまで行ったぶんの上面に櫛目をいれます。



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アーチ状に乾かしてあった手すりを支柱を入れながらノタで接着します。
なるべく同じ乾き具合の物を接着しますので、支柱部分もあらかじめ製作しておきます。
「パーツを先に作って組み立てる」
プラモデルや木工の感覚ですね。


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あとは欄干部分の模様や飾りを付ければ出来上がりです♪
ただし、急激乾燥は禁物です!
手すり部分が先に乾きますので、収縮の差でキレ易いのでなるべくゆっくりと乾燥させます。

写真のように橋造りは最初から最後まで全てアーチ状の土台の上で作業を行います。
成形終了後もある程度乾くまでは土台は外しません。
また焼成時も真ん中が落ちるとキレますので受けて焼きます。
9月中旬ごろ登り窯から窯出し予定です。


「橋」ってなんかロマンがありますよね~
「こっち」側と「あっち」側をつなぐアイテムってところがなんともロマンチックです016.gif
長崎の眼鏡橋とかチェコのカレル橋とか和洋問わずステキです。
信楽にも「カエルの橋」(欄干に蛙の置き物がありこう呼んでおり、正式名称は知りません)
とか良いたたずまいの橋もありますし、
僕の自宅の前にもコンクリート製の普通のちっさな橋がありますが、
以前に車をぶつけて欄干を壊した事もあったりし思いで深く、
昭和な感じのレトロな外観が大好きです053.gif


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・夏休み宿題教室受付中!
8月15日までに作陶されたお子様の陶芸教室作品を9月1日までに焼き上げます!!
(ガス窯焼成に限ります)
御予約はこちらから058.gif   
     
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by soutouen | 2010-07-14 11:41 | 陶芸 | Comments(0)

ランカン橋造り


昔から庭園用の飾り陶器として定番の「欄干橋」。
鶴や蛙の置き物と並んで庭に池や小川を作っている方にはおなじみの商品ですが、
現在の住宅事情からか今は「飛ぶように売れる!」といった種類の製品ではありません。
しかし、全国的に見て陶製の橋を製作している窯元は少ないのか
当苑には時々、お問い合わせを頂いたり製作依頼を頂く製品でもあります。

そんな訳で定番として製作してはいませんが、
今回数年ぶりに二尺(焼き上がり約60cm)と二尺五寸(約75cm)のものを製作致しましたので
製作工程をご紹介します。


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まずタタラと呼ばれる板状の土をアーチ状にベニヤと角材で製作した台の上で一昼夜ほど乾かします。
台はもちろん石膏型でもかまいません。


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同様に欄干の手すり部分も乾かします。


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乾いた後、橋の横飾りになるパーツをノタ(同じ土を水で溶いた物)で貼り付けます。
この部分もあらかじめ作っておき発泡スチロール等で保管しておく方が作業しやすいです。


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貼り付け後、好みの模様をいれていきます。
ヘラなどでも結構ですし、石膏などで模様のスタンプを作っておくと早いです。


こういった物を製作する際はこの様に
柔らかいうちにする作業と、
半乾きで行う作業とに分けて行うと効率的でしょう006.gif

その2につづく

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by soutouen | 2010-07-12 13:43 | 陶芸 | Comments(0)

壷の表現


登り窯の灰被り等で焼くと何もしなくても、
おもしろい景色に焼き上がってくれます。
特にある程度のサイズの壷であれば面積も広いし
背も高くなりますので作品の表・裏や
コゲ・火色・ビーロドなど一個の作品の中で様々な色合いが出てくれます。

もちろんそれはそれだけで良いのですが
造り手として、また焼き手としては色々と試行錯誤も新たな挑戦もしたいもので、
そこにもう一手加えたり、工夫したりして
「更に良い物をめざす!!」
って気持ちは大切です。

今日はそんな壷を三品ご紹介します。

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          寿方作布覆壷

ローブを纏った様なたたずまいが、
なんとも侘びた感じのする壷です。
ベースの部分は伝統的な壷の格好ですが、
布にみせて土を貼り付けたシルエットが、
壷でありながら人物のように見えてきます。

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貼り付けた土は表面に突起のような模様があり、
ロクロ挽きの本体との質感の違いが楽しめます。
また乾燥や焼成時の収縮の関係でひび割れがありますが、
これも景色となり、侘びた雰囲気を醸しだします。




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      勝作流紋焼〆壷

先ほどの壷より大振りで、花を入れるよりもそれだけで充分な存在感のある壷です。
焼き味も360度、どっから見ても景色の変化があり
床の間と言うよりは玄関ホールなど、ぐるりを見れる場所に。

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流紋という名称の由来である表面の白い筋は
磁器土の泥漿(でいしょう)です。
焼成時の灰が上からかかり、
消えてしまっている部分・うっすら現れてる部分・くっきり残っている部分があり
作品をより立体的に見せております006.gif




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       宗作ひねりUFOツボ

ネーミングのセンスが・・・

・・・

・・・

でもっ!
昨日、無事嫁入りしていきました024.gif
紐造りですが通常の底から口に紐を積み上げた訳ではなく、
中心から底に向かって積んだ後、
ひっくり返し口に向かって積み上げた故の形状です。

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焼成時はこの様に横にし壁に寝かせて焼いたので
ビードロは横に流れております。
UFOの回転を意識して・・・

・・・って訳ではないです。ハイ。

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裏側には受けた土の跡がくっきり残り、
こちら側からの景色もおもしろいです。
UFOの窓を意識して・・・

・・・ってシツコイ?


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by soutouen | 2010-06-13 15:01 | 陶芸 | Comments(2)

ばらんす。


登り窯での灰被り品の醍醐味は
無釉での焼締めでありながら
焼成時の炎や灰のかかり方で様々な景色を見せるところにあります。

もちろん灰被り以外の場所で焼成した物も炎の当たり方で変化はつきますが、
薪の燃えるすぐ傍である灰被りではその変化も豊かな物が多いです。


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            寿方作耳付花入


お客様の中には釉の掛け方で
こういった色や光沢がつくと思われている方もいらっしゃいますが、
当苑の灰被り品は基本的に無釉での焼成です!
(花入れ等は内側のみ内釉をしている物はあります)

焼成時の薪の灰が作品に自然に付着して、
黒く炭化したコゲがでたり、
灰がガラス化してビードロと呼ばれる光沢がでたりします。


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       勝作捻り抹茶碗


こちらの茶碗は天目型の形ですが
天目釉ではなく灰被りでの焼成が珍しい。

焼き味はそれぞれの好みであり、
灰がたくさんかかると良い物というわけでは決してありません。

灰に埋もれて全体がコゲになり真っ黒の物も面白いですし、
コゲやビードロはなくても火色がきれいな物もそれぞれ良いのですが
写真の物のようにコゲ・ビードロ・火色の全てがバランスよく出ている物が人気のようです。


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              勝作捻り変形徳利

こちらの変形徳利はすでに売約済みなのですが、
左右非対称の自然な形と、
灰被りによる景色のバランスが抜群です024.gif

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表も裏も変化に富んだ景色で、
小ぶりな徳利なのに迫力のある仕上がりです038.gif


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by soutouen | 2010-05-30 15:48 | 陶芸 | Comments(0)

水の子のこと


前回焼成の登り窯は「天命の窯」と名付けました。
これは平成八年の改窯後から数えてちょうど五十回目の焼成で、
孔子の言葉、「五十而知天命」(五十にして天命を知る)にちなんだものです。

天命とは運命、宿命、天から与えられた使命のことで
当苑の登り窯も改窯から五十回目の焼成をむかえ、
窯のもつ個性や特徴もあらかたつかめてき、
信楽で今なお使い続ける大登り窯のもつ宿命や使命みたいなものを知るという事でしょうか。

この五十回目の焼成をむかえた記念として
当苑の会長、上田寿方は信楽伝統の「水の子茶碗」を限定製作致しました。

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以下は製作によせて記した水の子の由来になります。

信楽は既に室町時代から花生、水指など茶に用いるものが作られているが、
茶碗となると室町には見るべきものが少ない。
この茶碗は利休時代に茶人の好みによって造られたもので、
窯の変化によって見事に出来ている。
作振りとしても薄いロクロ目と、
高台の作りなども四方付け高台であり、
その上に信楽の土味十分であり、
それに加えて胴や腰の辺に信楽特有の自然釉の変化があって、
総体に大わびで沈着した姿をし、茶人の好みに値するものである。
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書付には「水のこ 信楽茶碗 大徳寺大仲傳」とある。
この名は信楽土の中の白石が霰の如く点々と出て石爆と呼び
風情を愛でて茶人らしく「水の実(みずのこ)」と名付けたものであろう。

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伝来は初め津田宗及の所持で、その子江月和尚に伝わり、後に江戸深川の冬木喜平次所持となり、
寛永の頃(一七八九~一八〇〇)、金百五十両(現在の価格で二千万円)で松平不昧公が購め、
公はこれを中興名物同様に大切にせよと嗣子に遺言した。
大正の末年に松平家より根津青山翁に譲られ、現在は東京根津美術館に引継がれている。
     
   寿方記     『茶道名器鑑(求龍堂)より引用』


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by soutouen | 2010-05-23 16:34 | 陶芸 | Comments(0)

ひねりテーブルセット


他の店舗では見かけない商品、
所謂他店と競合しない製品と言うのは売る側にとっては
「売りこみしやすい」ものになるわけで
当苑の登り窯での焼き上げ品はすべてそういうものになる訳ですが、
なかでも際立ってそういった違いが一般の方にも分かり易いのがテーブルセット。
他で見かけるのは大半が型造りの薪窯以外で焼かれた物が多いですが
当苑での売れ線は手造りの登り窯で焼成のテーブルセットです。

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特にこのような紐作りの焼締めものは、探しても他ではありませんので
値は少々はりますが、問い合わせの多い品物です。
価格に対するお客様のリアクションも様々で
例えばこちらのテーブルとイス(トンと言います)二客のセットで¥150,000なのですが
今の100均などに代表される機械作りの大量生産品に慣れた感覚の方は
高いとビックリされますし、
こういったサイズの物を紐造りで手造りし、薪で焼く事がどれだけ大変な手間と時間かを
想像出来る方は、思っていたより手ごろの価格だと思われます。

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こちらの黒は以前にもご紹介した鉄釉で、同じ紐造り・登り窯焼成ですが
和モダンな感じに仕上がっています。

どちらも天板や座面は使い勝手を考えてフラットな仕上げですが、
側面や天板の縁には捻り特有の指跡を残し、力強さが伝わってきます。

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4月10日(土)・11日(日)の二日間、恒例の「花見茶会」を催します。
気軽にお茶を楽しんで頂くという企画ですので、
皆様お誘い合わせの上、ぜひお越し下さい。


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by soutouen | 2010-03-26 15:57 | 陶芸 | Comments(0)

焼き物の焼成方法には酸化焼成(OF)・還元焼成(RF)の二種類があります。
厳密にはその中間の中性焼成というのもありますがややこしくなるのでここでは省きます023.gif

酸化焼成は窯の中の空気中に一定量の酸素がある状態での焼成を言い、
焼成時には土や釉薬に含まれる金属分が酸素と結合する化学変化がおこります。
電気窯での焼成は炎やガスが発生しませんし、地球上の空気中には充分な酸素がありますので
普通に焼くと酸化焼成になるわけです。

それに対し還元焼成とは意図的に炉内を酸素不足にし焼成する事で、
物が燃えるには酸素が必要であり、その酸素が空気中に少ないので
焼成時に土や釉薬から酸素を奪っていく化学変化がおこります。

ごくおおまかな説明ですが、
酸化と還元では焼き上がってくる作品の色合いが違うというのは分かってもらえたかと思います。
例えば銅釉ですと酸化で青系の色(織部釉に代表される)ですが、
還元ですと赤系の色(辰砂)になります。
外で長期間放置されていた10円玉を拾うと青みがかっていた事はありませんか?
10円玉は銅で出来ていますので、あれは酸化しているわけですね026.gif

そしてここからが本題ですが、登り窯のような窯は薪を窯にくべて焚くわけですが、
薪をくべて燃えている状態は還元ぎみ、燃えきって炉内に酸素が満ちてくると酸化状態ですので
当苑の場合、おおよそ15分間隔で割木をくべますので
15分おきに酸化状態と還元状態が繰り返されて焼成されます。
よっていわゆる「ど酸化」や「ど還元」にはなりませんが
薪の分量や種類や太さ、くべるタイミングなどで、
酸化気味や還元気味に焚いたりする事は可能な訳です。
これを焼成の雰囲気といいますが、
もちろん意図できない部分もあり、
部屋(間)ごとに酸化雰囲気や還元雰囲気に出たり、
同じ部屋(間)でも場所により、雰囲気が違って出てきたりもするところが
薪窯のコントロールできない部分であり、おもしろみでもあります039.gif

では、実際に今回焼いた三つ足酒器セットで違いを見てみましょう。
どれも同じ土で同じ窯、外側は無釉の焼締め・内側はトルコ青釉(銅釉)にて焼いておりますが
つめる部屋(間)や場所を違えてあります。

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まずは酸化雰囲気。
釉はトルコ色に青く発色し、火色は比較的明るめに出ております。


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こちらは還元雰囲気。
同じ釉ですが別の物のように赤くなっております。
火色も酸化の物と比べ落ち着いた渋い色味です。


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こちらは火袋にて焼成したもの。
青い部分と赤い部分、さらに紫の部分がございます。
はっきりとは分かりませんが中性ぎみなのでしょうか…。
この部屋はいつも他の部屋とは大幅に違った雰囲気に焼き上がります。

このようにどれが良い・悪いではなく、それぞれの好みで
「還元気味のこの色のが好きだな」とか
「酸化・還元いろいろで組合せましょう」なんて言いながら器選びをするのも楽しいですよ。
「三つ足酒器セット」   ¥5,000~(焼き味に応じて)   

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by soutouen | 2010-03-02 11:37 | 陶芸 | Comments(0)