信楽の登り窯窯元    「宗陶苑」の日記。      焼き物製作、商品紹介、日々の日記などなど・・・


by soutouen

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地名の由来

昨日の京都新聞(滋賀版)に信楽の地名の由来が載っておりました。
住んでいても案外知らないもので、
へぇーボタン(古い…)があれば連打していたくらいに感心しましたので
以下に紹介させて頂きます。

信楽はもともと州処牧(シカマキ)で、
州処(シカ)が滋賀の語源で、
牧は古代の農林物産の供給地のことをいうらしいです。
現在も信楽の大戸川下流に牧という地名があります。
これに対し、上流のスカ(砂州)をスカマキと呼び
時代を経て音韻変化した地名がシガマキとなり、
さらに聖武天皇が都を築かれることになり、
新しい都(アラ新+キ処)と定め、
シカアラキと呼ばれるようになったのがシガラキの語源との事です。

要するに
シカマキ
  ↓
スカマキ
  ↓
シガマキ
  ↓
シカアラキ
  ↓
シガラキ
と変化したようです。

また、万葉仮名で信楽の事を紫香楽と書きますが、
「紫雲たなびく香ぐわしい楽土」で
ものすごく美しい地を想像させますね。

そして現在の信楽は、
仏典に一心に帰依する意のシンギョウ(信楽)を当てた字らしいです。

地名の由来を知って、あらためてここに都が建造されていたんだなあと実感しました。
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見渡す限り低い建物ばかりなのは、
京都のように都の景観を維持する為ではなく
ただ田舎だからです…
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by soutouen | 2009-01-19 17:39 | 店長一号 | Comments(0)
あけましておめでとうございます。
窯元従業員です。
長い間ご無沙汰しておりました。
別に韓国に行ったまま帰ってこなかったわけではありません(笑)
年末年始、バタバタしてまして・・・
ともあれ、新しい年になりました。
今年は牛ですね。ゆっくり着実に前進していければと思います。
皆様宜しく御願い致します。

さて、遅くなりましたが韓国の報告を致しますね。
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無事に展覧会は終了し、日本と韓国の作家との交流も本当に楽しく、充実した三日間となりました。

才能ある若い作家の展覧会はやっぱり面白いです!!
今回も若いパワーのぶつかりあいで、見ごたえのあるグループ展になったと思います。
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陶芸って面白いなー。
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韓国料理も満喫しました。
やはり辛い!!!!
でも旨い!!旨すぎる!!!!
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また行きたいなー。

というわけで今年も頑張ってまいります。
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by soutouen | 2009-01-17 17:04 | 窯元の従業員 | Comments(0)

注ぐ器

お正月の雰囲気もいつしかなくなり、
いつの間にか日常の生活が始まっていたという人も多いのではないでしょうか。
宗陶苑でも11日には鏡開きでお餅をぜんざいにして食べました。

さて、本日は「注ぐ器」をいくつか御紹介致します。
注ぐと言う事は、当然何らかの形で注ぎ口がある訳で、
お茶、コーヒー、酒、醤油、タレと注ぐものも様々です。
職人は注ぐものにより、注ぎ易い形状や、しり漏れ等に
気を使いながら製作する訳です。
そんな他の器よりも制限が多い注ぐ器ですから、
土・形状・焼き味等を工夫する面白みがあります。

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まずは当苑の定番商品としても定着しているこちらの急須。
口や取っ手の形状は注ぎ易いオーソドックスなものですが、
蓋の形と全体のラインで現代的な雰囲気を出しております。
おしゃれ系の雑貨屋さん(?)にあってもよさそうなフォルムでありながら、
登り窯による焼締めの伝統的な風合いが持ち味です。


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続いて受け皿付きの醤油注し2種です。
本体と受け皿の焼き味をそろえる為、間に土をかませて一緒に焼いてあります。
窯出し後外した間の土の跡を「めあと」として模様にアクセントを付けております。
また、大は緋襷、小はロクロ目と指目とそれぞれに本体にも変化をつけております。


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片口は料理を盛っても、お酒を入れても良いサイズで、
新円ではなく、ゆるい三角形に歪ませてありますので
持ち易く注ぎ易くなっております。


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同じ片口でもこちらはもっと大ぶりで、
お酒や小鉢ではなく、盛鉢としてのサイズです。
また、注ぎ口はありますが、反しもあり注げません。
完全に飾りと割り切っての注ぎ口です。
こんな「注ぐ器」もおもしろいものです。
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by soutouen | 2009-01-14 16:28 | 店長一号 | Comments(0)

こんな寒い日は…


信楽は雪が多いイメージをもっておられる方が多く、
陶芸教室の御予約の際のお電話で
「道路の雪は大丈夫ですか?」とよく聞かれます。
しかし実際のところそんなに雪が多く降るわけではなく、
冬の道も通常通り走れる日が大半です。
ただ朝・夜に冷え込む事があり、
雪が降っていなくても道路が凍結している場合がありますので
お車で御来苑の方は気をつけてお越し下さい。

本日も朝に少し雪がちらつきましたが、昼前からは晴天でした。
でも冷たい風が強く吹いていたので
屋外にいると体の芯まで凍てつくような感じでした。

こんな日に活躍しそうなのがこの商品です。
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これ、なんだか分かりますか?

実は陶製の蒸し器なんです。
この信楽焼蒸し土鍋、蓋・蒸し器・鍋の3パーツで構成されており、
一番下の鍋パーツに水を入れ、
中段にお野菜などの蒸したい食材を入れて使用します。
よくある中蓋式の蒸し器とは違い、具材もたっぷりと入りますので
数人で鍋を囲むような感覚で蒸し料理が楽しめます。

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見てのとおり土鍋ベースの製品ですので、
真ん中のパーツを外して、通常の土鍋としても使用して頂ける優れものです。

ちなみに涙型の鉢は、かわりトンスイとして製作した物です。
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by soutouen | 2009-01-11 18:09 | 店長一号 | Comments(0)