信楽の登り窯窯元    「宗陶苑」の日記。      焼き物製作、商品紹介、日々の日記などなど・・・


by soutouen

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香港から再び

香港からアニータさんという女性が
当苑にて陶芸の勉強にいらしてます。
通常は海外からの留学等の陶芸指導は受け付けてはいないのですが
彼女は二年前にも、数週間来られてましたので
特別に今回も受入れを致しました。
信楽の方の家にホームステイをして毎日通ってお見えです。
日本語も少し出来ますし、非常に明るい女性なので
男の比率が多いウチでは、海外の事も聞けて楽しいです。

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↑もちろんこれはノリで、ほんとはこんなにスパルタじゃありません006.gif

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4月10日(土)・11日(日)の二日間、恒例の「花見茶会」を催します。
気軽にお茶を楽しんで頂くという企画ですので、
皆様お誘い合わせの上、ぜひお越し下さい。

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by soutouen | 2010-03-27 16:50 | 店長一号 | Comments(0)

ひねりテーブルセット


他の店舗では見かけない商品、
所謂他店と競合しない製品と言うのは売る側にとっては
「売りこみしやすい」ものになるわけで
当苑の登り窯での焼き上げ品はすべてそういうものになる訳ですが、
なかでも際立ってそういった違いが一般の方にも分かり易いのがテーブルセット。
他で見かけるのは大半が型造りの薪窯以外で焼かれた物が多いですが
当苑での売れ線は手造りの登り窯で焼成のテーブルセットです。

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特にこのような紐作りの焼締めものは、探しても他ではありませんので
値は少々はりますが、問い合わせの多い品物です。
価格に対するお客様のリアクションも様々で
例えばこちらのテーブルとイス(トンと言います)二客のセットで¥150,000なのですが
今の100均などに代表される機械作りの大量生産品に慣れた感覚の方は
高いとビックリされますし、
こういったサイズの物を紐造りで手造りし、薪で焼く事がどれだけ大変な手間と時間かを
想像出来る方は、思っていたより手ごろの価格だと思われます。

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こちらの黒は以前にもご紹介した鉄釉で、同じ紐造り・登り窯焼成ですが
和モダンな感じに仕上がっています。

どちらも天板や座面は使い勝手を考えてフラットな仕上げですが、
側面や天板の縁には捻り特有の指跡を残し、力強さが伝わってきます。

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4月10日(土)・11日(日)の二日間、恒例の「花見茶会」を催します。
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by soutouen | 2010-03-26 15:57 | 陶芸 | Comments(0)

蕗の薹(フキノトウ)

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これの季節がやってきました。
大好きです。
天ぷらでも煮物でも大好きです。
シャキシャキ シャキシャキ・・・
お酒といっしょが最高です。

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4月10日(土)・11日(日)の二日間、恒例の「花見茶会」を催します。
気軽にお茶を楽しんで頂くという企画ですので、
山菜探しがてらにぜひお越し下さい。

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by soutouen | 2010-03-18 13:15 | 店長一号 | Comments(0)

登り窯の全景写真


先日、京都新聞の夕刊に当苑の登り窯の記事を載せて頂きました。
「カメラは見た」という連載記事で、かなりのスペースを使ってご紹介頂きました。

今の時代、全国的に見ても電気やガスの窯が主流で、
どんどん昔乍らの登り窯は使われなくなってきている現状から
現役で動いている当苑の登り窯の取材はテレビや雑誌などでもちょくちょくありますが
大半が窯焚きなどに合わせる訳ではなく、しかも一日のみといった取材が多い中、
今回のものは記者の方が何度も足を運ばれて、窯詰めから窯焚き、窯出しまでを取材して頂き
火袋の大焚き中には、「いい画」が撮れるまで夜通しいらっしゃった日もありました。

記事の方も長い期間お越し頂いたでけあって、
窯の仕組みや職人の裏話的なことも書いて頂いて恐縮しておりましたが
さすがプロだなぁと感じたのが登り窯の写真で、
後日、窯詰め・窯焚き・窯出しと色々含めてお送り頂いたのですが
どれもすばらしい写真ばかりで感激しました。
職人も皆、3割増しくらいにカッコよく写ってました070.gif

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例えばこれは窯詰め時の写真なのですが、
窯の表側からの撮影で火袋から11の間までが写っています。
団体旅行を企画されている旅行社や幹事さんから
「事前に登り窯の写真を送って下さい」と言われる事があるのですが
窯場は窯の全景を撮れるほど下がるには広くはなく
いつももうひとつ大きさの伝わらない写真しか撮れずにいたのですが
上の写真は聞くと魚眼レンズのようなもので曲げて写したそうです。

ちなみに別件になりますが本日の京都新聞の朝刊記事にも
京都の妙心寺 東林院さんの陶板と蛙の記事が掲載されていますが
こちらも管長さんが当苑にて製作された物で、登り窯で焼かせて頂いたものです001.gif

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4月10日(土)・11日(日)の二日間、恒例の「花見茶会」を催します。
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by soutouen | 2010-03-16 12:02 | 店長一号 | Comments(0)

モデルチェンジ 飯碗

お客様の声やニーズに合わせて製品のモデルチェンジをするという事は
以前のこのブログでもお伝えしましたが、(詳細はこちら
今回の登り窯にて焼いた飯碗の変更点をご紹介します。

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まずこちらが以前からのもの。
残り画像の三点のみとなりました。
しかし、最近は男性の方でもそんなに食べられない方が多く、
少し大きいという声をよく聞きます。

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こちらが今回焼いた物です。
写真で一見すると(焼き味は別にして)そう変わっていないように見えますが、
今回のものの方が腰の部分を絞って造ってあります。
これは口径と深さが変わっていなくても、容量が少なくなります。
単純にサイズを小さくすると存在感も小さくなるので
こういった造りや焼きの物はサイズをそのままにフォルムを若干変える事にしました。


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こちらは以前のものの高台部分。
裏から見ると腰が張っているのが分かりますね。


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それに比べてずいぶんと腰がスッキリしたのが分かります。
腰のシェイプアップに合わせて高台も小さくしました。
また、以前は電動ロクロでの仕上げでしたが、今回は手廻しロクロの仕上げに。
こちらの方が少し面倒なのですが、ルーズな感じで個人的に好みです。

「焼締め+緑釉飯碗」   ¥1,500~(焼き味に応じて)  


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4月10日(土)・11日(日)の二日間、恒例の「花見茶会」を催します。
そろそろ信楽も暖かくなってまいりましたし
気軽にお茶を楽しんで頂くという企画ですので、
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by soutouen | 2010-03-13 16:09 | 店長一号 | Comments(0)

いってんもん


登り窯の窯出しが済んだ後は、一点物の買い時です。
例えば新しい製品を造る際、頭の中や紙の上だけでは
どうしても形のおこした時のイメージや使い勝手がつかみ難いのでサンプル制作をします。
その中で会議や相談をした上で新しい製品を決めますが、
その際のサンプル品なんかも最後まできちんと仕上げをし焼きます。
これは一点物となり同じ形でいくつか揃えたり、卸しの対象などにはなりませんが
ひとの好みは様々で実際に製品決定した物が必ずしも万人に求められるとは限りませんので
そういったサンプル品もせっかく造ったのだからちゃんと焼いて機会があれば販売しております。

よくある陶芸家のイメージで、
焼けてきた作品を気に入らないからと窯出し後に割ったりしてるのがテレビ等で見られますが
少なくとも当苑では、残った作品の価値を上げる為とか
焼いた中で最高に気に入った数点しか世に出したくないといった意図はありませんので
求める方があれば出来る限りの焼かれてきた子達を橋渡ししてあげたいと思います。
(もちろん使用に問題のある物などは別ですが・・・)

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たとえばこんな手付きのマグもサンプル品ですが、
こういった物は容量とか自分の手にぴったりと合ったハンドルの形状が人によって好みがありますのでこういった一点物を求められる方も少なくありません。
この中には左利き用のマグも何点かあり、左手で持ってしっくりくる形状のハンドルが付いています。



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こちらは動物達の一点物です。
これらは先ほどのマグのようなサンプル品ではなく、
作者の思うままに製作された純粋な意味での「一点物」と言えるかもしれません。
酒をかっくらってる狸とか、チワワやブルドック、ちっちゃな猫など
万人受けはしないかも知れませんが
「好きな人はめちゃ好き」な一品があります。

これらはそれぞれ一点づつしかありませんので早い者勝ちの出会いです。
あなたにぴったりと会う、そんな「いってんもん」が待っているかもしれません。


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by soutouen | 2010-03-06 11:16 | 店長一号 | Comments(0)

白い花


今日は信楽もポカポカ陽気で、いよいよ春が来たかって感じでした。
思えば今年の冬は雪も少なく、スタッドレスへの付け替えが面倒で
冷え込んできてやばいと思ったら換えようって思ってるうちに
けっきょくノーマルタイヤで乗り切れちゃいました。

暖かくなるといろいろと花も出てきて
山際にある当苑では、花屋に行かなくても店に飾る花には困りません。
もちろん花器も売るほどありますので・・・043.gif

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当苑の製品は焼き味により同じようなものでも価格が違いますが、
灰被りなどの窯の特等席で焼かれたものは火色のみのものより値がはります。
ただ、それは窯の場所の稀少性のためで、決して価格の高いものほど良いものと言う訳ではありません。
お客様それぞれの好みもありますし、お料理の器なら盛る料理により、
花器ならば入れる花により向き不向きがございます。
この花入れは灰被りでかなり渋い色合いに焼かれてますが
白い花を挿すと、コントラストが効いてこれほこれで良いのですが
少し花器が重厚すぎる気もします。


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こちらは上のものに比べ半値ぐらいの焼き味ですが、
個人的にはこれぐらいあっさりの火色のものの方がこの花には合う気がします。


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by soutouen | 2010-03-03 17:24 | 店長一号 | Comments(0)

焼き物の焼成方法には酸化焼成(OF)・還元焼成(RF)の二種類があります。
厳密にはその中間の中性焼成というのもありますがややこしくなるのでここでは省きます023.gif

酸化焼成は窯の中の空気中に一定量の酸素がある状態での焼成を言い、
焼成時には土や釉薬に含まれる金属分が酸素と結合する化学変化がおこります。
電気窯での焼成は炎やガスが発生しませんし、地球上の空気中には充分な酸素がありますので
普通に焼くと酸化焼成になるわけです。

それに対し還元焼成とは意図的に炉内を酸素不足にし焼成する事で、
物が燃えるには酸素が必要であり、その酸素が空気中に少ないので
焼成時に土や釉薬から酸素を奪っていく化学変化がおこります。

ごくおおまかな説明ですが、
酸化と還元では焼き上がってくる作品の色合いが違うというのは分かってもらえたかと思います。
例えば銅釉ですと酸化で青系の色(織部釉に代表される)ですが、
還元ですと赤系の色(辰砂)になります。
外で長期間放置されていた10円玉を拾うと青みがかっていた事はありませんか?
10円玉は銅で出来ていますので、あれは酸化しているわけですね026.gif

そしてここからが本題ですが、登り窯のような窯は薪を窯にくべて焚くわけですが、
薪をくべて燃えている状態は還元ぎみ、燃えきって炉内に酸素が満ちてくると酸化状態ですので
当苑の場合、おおよそ15分間隔で割木をくべますので
15分おきに酸化状態と還元状態が繰り返されて焼成されます。
よっていわゆる「ど酸化」や「ど還元」にはなりませんが
薪の分量や種類や太さ、くべるタイミングなどで、
酸化気味や還元気味に焚いたりする事は可能な訳です。
これを焼成の雰囲気といいますが、
もちろん意図できない部分もあり、
部屋(間)ごとに酸化雰囲気や還元雰囲気に出たり、
同じ部屋(間)でも場所により、雰囲気が違って出てきたりもするところが
薪窯のコントロールできない部分であり、おもしろみでもあります039.gif

では、実際に今回焼いた三つ足酒器セットで違いを見てみましょう。
どれも同じ土で同じ窯、外側は無釉の焼締め・内側はトルコ青釉(銅釉)にて焼いておりますが
つめる部屋(間)や場所を違えてあります。

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まずは酸化雰囲気。
釉はトルコ色に青く発色し、火色は比較的明るめに出ております。


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こちらは還元雰囲気。
同じ釉ですが別の物のように赤くなっております。
火色も酸化の物と比べ落ち着いた渋い色味です。


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こちらは火袋にて焼成したもの。
青い部分と赤い部分、さらに紫の部分がございます。
はっきりとは分かりませんが中性ぎみなのでしょうか…。
この部屋はいつも他の部屋とは大幅に違った雰囲気に焼き上がります。

このようにどれが良い・悪いではなく、それぞれの好みで
「還元気味のこの色のが好きだな」とか
「酸化・還元いろいろで組合せましょう」なんて言いながら器選びをするのも楽しいですよ。
「三つ足酒器セット」   ¥5,000~(焼き味に応じて)   

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by soutouen | 2010-03-02 11:37 | 陶芸 | Comments(0)