信楽の登り窯窯元    「宗陶苑」の日記。      焼き物製作、商品紹介、日々の日記などなど・・・


by soutouen

<   2010年 05月 ( 10 )   > この月の画像一覧

ばらんす。


登り窯での灰被り品の醍醐味は
無釉での焼締めでありながら
焼成時の炎や灰のかかり方で様々な景色を見せるところにあります。

もちろん灰被り以外の場所で焼成した物も炎の当たり方で変化はつきますが、
薪の燃えるすぐ傍である灰被りではその変化も豊かな物が多いです。


f0014970_11444381.jpg
            寿方作耳付花入


お客様の中には釉の掛け方で
こういった色や光沢がつくと思われている方もいらっしゃいますが、
当苑の灰被り品は基本的に無釉での焼成です!
(花入れ等は内側のみ内釉をしている物はあります)

焼成時の薪の灰が作品に自然に付着して、
黒く炭化したコゲがでたり、
灰がガラス化してビードロと呼ばれる光沢がでたりします。


f0014970_14262332.jpg
       勝作捻り抹茶碗


こちらの茶碗は天目型の形ですが
天目釉ではなく灰被りでの焼成が珍しい。

焼き味はそれぞれの好みであり、
灰がたくさんかかると良い物というわけでは決してありません。

灰に埋もれて全体がコゲになり真っ黒の物も面白いですし、
コゲやビードロはなくても火色がきれいな物もそれぞれ良いのですが
写真の物のようにコゲ・ビードロ・火色の全てがバランスよく出ている物が人気のようです。


f0014970_1422064.jpg
              勝作捻り変形徳利

こちらの変形徳利はすでに売約済みなのですが、
左右非対称の自然な形と、
灰被りによる景色のバランスが抜群です024.gif

f0014970_14223870.jpg

表も裏も変化に富んだ景色で、
小ぶりな徳利なのに迫力のある仕上がりです038.gif


----------------------------------------
ランキングへのご協力お願いします↓

人気ブログランキングへ人気ブログランキングへ
[PR]
by soutouen | 2010-05-30 15:48 | 陶芸 | Comments(0)

パキラ


お客様から頂いた見事なパキラ。
冷酒器の受けに植え替えてみました。
f0014970_848136.jpg


南国っぽさがこれからの季節によく似合います。

店内は気持ちだけでもリゾート気分です058.gif

葉はどっかのマンションのように、光の射す方向に向けられてます。



f0014970_941853.jpg
こっちは前回ご紹介した「水の子茶碗」へ。

他のものをお茶道具にみたてるのではなく、
お茶道具を植木鉢にみたてるのはちょっぴりゼイタクな気分になります。
窯元ならではデス023.gif


パキラは観葉植物の中では定番で、育てやすく丈夫だと言われていますが
以前にも店内でもっと大きなものを育てていたのを枯らした前科がありますので
今回こそは気をつけないと021.gif
すくすく育てよ~♪

----------------------------------------
ランキングへのご協力お願いします↓

人気ブログランキングへ人気ブログランキングへ
[PR]
by soutouen | 2010-05-28 09:32 | 店長一号 | Comments(0)

水の子のこと


前回焼成の登り窯は「天命の窯」と名付けました。
これは平成八年の改窯後から数えてちょうど五十回目の焼成で、
孔子の言葉、「五十而知天命」(五十にして天命を知る)にちなんだものです。

天命とは運命、宿命、天から与えられた使命のことで
当苑の登り窯も改窯から五十回目の焼成をむかえ、
窯のもつ個性や特徴もあらかたつかめてき、
信楽で今なお使い続ける大登り窯のもつ宿命や使命みたいなものを知るという事でしょうか。

この五十回目の焼成をむかえた記念として
当苑の会長、上田寿方は信楽伝統の「水の子茶碗」を限定製作致しました。

f0014970_9202877.jpg


以下は製作によせて記した水の子の由来になります。

信楽は既に室町時代から花生、水指など茶に用いるものが作られているが、
茶碗となると室町には見るべきものが少ない。
この茶碗は利休時代に茶人の好みによって造られたもので、
窯の変化によって見事に出来ている。
作振りとしても薄いロクロ目と、
高台の作りなども四方付け高台であり、
その上に信楽の土味十分であり、
それに加えて胴や腰の辺に信楽特有の自然釉の変化があって、
総体に大わびで沈着した姿をし、茶人の好みに値するものである。
f0014970_15403497.jpg

書付には「水のこ 信楽茶碗 大徳寺大仲傳」とある。
この名は信楽土の中の白石が霰の如く点々と出て石爆と呼び
風情を愛でて茶人らしく「水の実(みずのこ)」と名付けたものであろう。

f0014970_15441157.jpg

伝来は初め津田宗及の所持で、その子江月和尚に伝わり、後に江戸深川の冬木喜平次所持となり、
寛永の頃(一七八九~一八〇〇)、金百五十両(現在の価格で二千万円)で松平不昧公が購め、
公はこれを中興名物同様に大切にせよと嗣子に遺言した。
大正の末年に松平家より根津青山翁に譲られ、現在は東京根津美術館に引継がれている。
     
   寿方記     『茶道名器鑑(求龍堂)より引用』


----------------------------------------
ランキングへのご協力お願いします↓

人気ブログランキングへ人気ブログランキングへ
[PR]
by soutouen | 2010-05-23 16:34 | 陶芸 | Comments(0)

サイボクハム☆


今日のオヤツです。
f0014970_16402888.jpg
お取り寄せの「サイボクハム」
初めて食べましたが、おいしぃ~。

ソーセージ大好き人間の僕は、どんなソーセージでもおいしく頂きますが
オヤツより夜に068.gifといっしょにつまみたい味です。


埼玉県の牧場で温泉やレストランやゴルフ場も併設しているらしいです。
うーん、気になる・・・
行ってみたい009.gif


「いっしょにブログに載せるには趣味悪いんちゃう?」
と言われながらもついつい・・・「牧場ごっこ」
f0014970_16561060.jpg
           津作焼締めブタ置き物  ¥2,100

ひねりの一点造りですので、表情やシッポの形もいろいろです。
お気に入りの一匹を探してください。

中にイノシシもまぎれてますけどね017.gif


----------------------------------------
ランキングへのご協力お願いします↓

人気ブログランキングへ人気ブログランキングへ
[PR]
by soutouen | 2010-05-19 17:06 | 店長一号 | Comments(2)

碗継耳付掛花入


f0014970_13322983.jpg
胴体部分はロクロ挽きの碗継ぎ、口部分は捻りでと二箇所で継いだ花入れです。
もちろん置き花入としても使えますし、
背面に鐶(カン)が付いており、掛花入れとしても使えます。
鐶(カン)とは床の間などに掛ける為の金具の事です。


f0014970_13473474.jpg
置き使用で花を入れるとこんな感じ。


f0014970_13481934.jpg
掛け花姿もなかなかでしょ?


入れる花やその日の気分で使い分けて下さい。
まさに一粒で二度美味しい的な発想です。


信楽のこういった花入れとしては蹲(ウズクマル)、旅枕(タビマクラ)という名器がございますが
昔の人はなんて粋な名称をつけるのだろうと常々感心しております。
これに銘をつけるとすれば耳の部分は「がんばるぞっ!」という
顔文字だとo(´д`o。) (。o´д`)o ゚+。:.とかp(●´∀`)qな感じを
イメージして作ったので
銘「粉骨砕身」・・・
・・・やめとこう。
センスを疑われるわ015.gif

「宗作碗継耳付花入」 ¥8,000

----------------------------------------
ランキングへのご協力お願いします↓

人気ブログランキングへ人気ブログランキングへ
[PR]
by soutouen | 2010-05-18 16:10 | 店長一号 | Comments(2)

神秘十字線

個人的には占いとか手相とかは半信半疑なのですが
良い事だけを信じるようにしていると損はしませんし一日が楽しく過ごせる場合もあり、
朝のテレビの星座占いなんかもけっこう気にはなってしまいます。


先日もテレビを見ていると「神秘十字線」という手相の話がされていて
なにげに自分の手を見てみると…
・・・
・・・
あるじゃないですかっ!!
しかも左右両手にぃ!!

ちょっとテンション上がって調べてみると
「神秘十字線」とは頭脳線と感情線の間の十字の線で
これがあると霊感が働いたり、ご先祖様の加護があったりするそうです。
幽霊は人一倍苦手ですが、とりあえず悪い事じゃないようですし
なにより神秘十字って名前がカッコイイ016.gif

これからは霊感も作陶に取り入れていこうとか思ったりもして・・・

----------------------------------------

f0014970_18333350.jpg
今日、焼き上がったサンプルの粉引き湯呑。
う~ん、やっぱり化粧は口元剥しておかないとバリバリ取れると痛感002.gif


f0014970_18355230.jpg
こちらは追加であらたに焼き上がった「伊羅保沓茶碗」。
当苑にしては珍しくガス窯での商品ですが、
赤土+還元焼成+伊羅保釉の組合せが個人的にけっこう気に入っています。
こちらから御購入もして頂けます。


----------------------------------------
ランキングへのご協力お願いします↓

人気ブログランキングへ人気ブログランキングへ
[PR]
by soutouen | 2010-05-15 18:41 | 店長一号

四十雀


昨日のこのブログで苑内では色々な動物を見かけると話しましたが、
今日はシジュウカラの巣を見つけました。

f0014970_17225956.jpg
苑内のいっかくに偉そうに鎮座しているこの猿から
「ピー、ピー」と鳴き声が聞こえたので
しばらく見ていると・・・


f0014970_17264018.jpg
親鳥がエサを持って到着!


f0014970_17285499.jpg
背中の穴から入って中の雛鳥にエサをあげたら、すぐにまたエサ探しに出て行きます。
がんばる親鳥の姿にちょっと感動056.gif


毎年、屋外用のテーブルセットのイスの中等に良く巣を作っているのを見かけますが、
置き物の中に作っているのを見つけたのはこれが初めてです。
そういえば狸をはじめたいていの置き物の背中には
ちょうど鳥が入るのにぴったりの丸い穴が開けてあるので
屋外展示は大量に巣箱を並べているようなモノなのかも。

探すと数百体は並べてあるであろう狸の中にもあるかもしれませんが、
時々、蜂がマイホームにしている事もあるので気をつけねば008.gif


----------------------------------------
ランキングへのご協力お願いします↓

人気ブログランキングへ人気ブログランキングへ
[PR]
by soutouen | 2010-05-11 18:05 | 店長一号 | Comments(2)

宗陶動物園♪


宗陶苑内ではよく動物に遭遇します。
山の傾斜を利用して築窯される登り窯の窯元ですので
当苑は信楽でも山あいに位置しております。

そのせいもあり苑内で色々な動物を見かけます。

野鳥やノラ猫、虫に爬虫類は頻繁に見かけますが
最近は野生の鹿が苑内を徘徊している事も多いです!!
おとなしい性格なので人間に会うと一定の距離を保ちつつ山に帰っていきますが
さすがに鹿や猪のボリュームの生き物に仕事場ででくわすとビックリします042.gif
いつかいっしょに記念撮影を撮れるくらい仲良しになれたらなぁ~


今日は鹿ではなくこいつにばったり会いました↓
f0014970_14565229.jpg
狸かな?アナグマかな?
よく分かりませんが、この子も最近よく見かけます。
たぶん夜行性なのか窯焚き中の深夜などに会う事が多い気が。


昔、当苑では狸を飼っていた事もあるのですが(置き物じゃなく本物の・・・)
イメージとは違い愛想もへったくれもなく、
いっさいなつくことはありませんでしたが・・・044.gif


----------------------------------------
ランキングへのご協力お願いします↓

人気ブログランキングへ人気ブログランキングへ
[PR]
by soutouen | 2010-05-10 15:38 | 店長一号 | Comments(0)

母の日ギフト


今日は「母の日」なわけですが、
2週間ほど前から今日までよくプレゼントを探しにお見えになる方がいらっしゃいます。
ほんとは「母の日ギフト」なんてブログを載せるなら
一ヶ月ほど前にして商品を提案するべきなんでしょうが
あえて皆さんはこんな品を選ばれましたという事でご了承下さい023.gif

f0014970_14423632.jpg
        焼締め玉一輪挿し  ¥2,500
形も焼き味も違えての一点物の一輪挿し。
花を添えてプレゼントするには最適です。
おみやげにもよく選んで頂いている商品です。



f0014970_1449015.jpg
         緋襷珈琲碗 ¥3,675
コーヒー、紅茶好きのお母さんにはこちら。
紐造りならではのあたたかみのあるフォルムが特徴です。




f0014970_17303630.jpg
        ひねりフクロウ・ブタ ¥1,890~      
登り窯で焼いておりますので、焼き味はもちろん一点づつ違いますし
手造りの為、サイズも表情も違いますのでお母様に似ているものを選ばれたりします026.gif





そして僕はというと焼きもん屋ですので陶器以外と言う事で
京都のDuce mixさんで手造りの石鹸と花(?)を詰め合わせて頂きました。
普段からお客様にプレゼントを勧めたりしておきながら
自分が買い物する立場になると何をあげたら良いのか分からず
スタッフの方々には親切に相談にのって頂きひじょーに助かりました043.gif
f0014970_18413530.jpg
こちらのお店では当苑とのコラボ商品なども扱って頂いており、
色々な手造り品が見れて、京都に行かれる方にはオススメです♪


-----------------------------------
ランキングへのご協力お願いします↓

人気ブログランキングへ人気ブログランキングへ
[PR]
by soutouen | 2010-05-09 18:57 | 店長一号 | Comments(0)

マドレンカ

今日は陶芸とは直接関係ありませんが、お気に入りの絵本を紹介します。

f0014970_15585087.jpg


ピーター・シスの「マドレンカ」。

僕は詳しくはないけど絵本が好きで、気に入った絵や話のものがあれば
ポツポツと買いあさっています。
特に海外に行った時は地元の書店で言葉の意味も分からないのに
絵本だけでバックをおもーくして帰ってきます。
持ち帰った絵本を部屋で日本酒飲みながらニヤニヤと眺めるネクラい僕ですが
この「マドレンカ」の二冊ではまだ明るいニヤニヤにしてくれます012.gif

作者のピーター・シスはチェコの作家らしいですが、お話の舞台はニューヨークです。
話のテンポも良く、適度な仕掛けもあり、絵も話も楽しい上に
想像力もかきたてられます。
また主人公のマドレンカがかなり愛らしいです♪
「わたし歯がぐらぐらするの~」と町中に知らせてまわるマドレンカにやられます016.gif

---------------------------------------------
ランキングへのご協力お願いします↓

人気ブログランキングへ人気ブログランキングへ
[PR]
by soutouen | 2010-05-08 17:37 | 店長一号 | Comments(0)