信楽の登り窯窯元    「宗陶苑」の日記。      焼き物製作、商品紹介、日々の日記などなど・・・


by soutouen

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プリンの容器?


捨てずにとっておくと便利な物。

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ゼリーやプリンの空き容器や、
いろんなキャップ。

こんな物、なにに使うかって?

高台の削り出しに便利なんです006.gif
ひっくり返した作品の上にちょんと載せて、
芯をとったら・・・・



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容器の縁に弓を当ててロクロを一周。



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余分な土をいっきに落とせます049.gif
容易にすばやく真円に削れます。
プラスチックのこういう容器だと、押えに置いてる指の滑りも良いですし
指の置く位置も少し上がるので固定もいくぶん楽ちん(死語?)です060.gif




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次にカンナを容器の縁に当てて、高台部分を削り出します。



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あとは容器を外して内側を削り出せば高台の完成056.gif

物によって色々大きさを違えて揃えておくと便利かも。


この時期、当苑では遠足・修学旅行のシーズンで
毎日のように数百人分の作られた作品がたまっていきます。
もちろん当日の指導もたいへんなのですが、
後日すべての作品の高台の削り出しと作者の名入れをこちらで行いますので
帰られた後の焼き上げまでの作業が大半です008.gif

放っておく乾いてしまって削り出しが出来なくなりますので、
各職人がそれぞれのやり易い方法で削ります。
電動ロクロで削る者と手廻しロクロで削る者でも違いますし、
それぞれ使う鉋の形状や削り方もまちまちです。

色々な削りの仕方を見学したり、
陶芸教室に参加された方は御自分の作品がどういう仕上げになるのかを
想像するのも楽しいかも029.gif


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by soutouen | 2011-05-29 17:50 | 店長一号 | Comments(0)

花橘茶碗


「花橘(はなたちばな)茶碗」

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当苑の会長、上田寿方の作です。

銘「花橘」は小堀遠州の好みにより作られた、信楽の名物茶碗で、
当苑では平成10年に「寿の窯」で限定製作をして以来、
茶道具の愛好家の方にも人気の抹茶茶碗です。


【小堀遠州】 1579-1647
 近江国坂田郡小堀村(長浜)の草分けの土豪。
茶湯環境に恵まれ、十歳には利休の茶湯に給仕した。
伏見六地蔵に移り、古田織部に親近し茶湯を磨いた。
数寄者遠州の風流は道具に古歌を選んで歌銘を付けた。
晩年は茶事三昧に過ごし、伏見奉行屋敷で没するまで、
多忙な公務のかたわら茶事を盛んに行い、教養を積み、
茶湯芸術を豊かに稔らせた。






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筆洗(ひっせん)形で独特な楕円のフォルムと佇まいがカッコイイ001.gif

【筆洗】 ひっせん、ふですすぎ
筆を洗う器。
口縁の上端を平らに切って筆を洗った後、そこで穂先をしごいて水を切った。


本来の使い道とは別の使い方をする“見立て”。
筆洗いを茶碗に使う“粋”。
昔の方のセンスの良さに脱帽します005.gif




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高台は四角で切割り、付け高台。
茶碗としては珍しい形状ですが、
もとが筆洗いですから、筆の水を切る際にはこの方が安定しますね。
転じて抹茶茶碗としても、
これがかえって茶人の遊び心を思わせます003.gif





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一見、点て難そう、飲みにくそうに思われるかもしれませんが、
実際に使ってみると気を使うのは茶巾で口を拭く時のみで
持ち易く、点て易く、いただき易いお茶碗です038.gif





「昔をば花橘のなかりせば 何につけてか思い出でまし」
                      大弐高遠(中古六歌仙の一人)


意味:昔のことを、もしこの花橘がなかったとしたら
いったい何につけて思い出す事が出来ようか。


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by soutouen | 2011-05-24 16:29 | 店長一号 | Comments(0)

囲炉裏の魚


当苑の店舗内にはお客様に煎茶をお出しする為の囲炉裏がございます。
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年間300日以上は毎朝、炭を入れ続けております。
信楽はお茶(朝宮茶)の産地でもありますので
他の窯元や小売店でもこういった囲炉裏が作ってあるところも多いです。



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テーブルの足代わりに使われているのが
登り窯で使用されていた立ち匣(タチザヤ)。
昔に火鉢を大量に焼いていたころは、
この立ち匣に火鉢を乗せて焼成しておりました。
いわゆる窯道具ですね045.gif
こういった道具は製品よりも繰り返し繰り返し焼成されますので
自然釉ががっつりと全体にかかっております。
こういう囲炉裏、窯元らしくて良いと思いませんか?



先日、この囲炉裏でお茶をお出しした母子のお客様がいらっしゃたのですが、
5歳くらいのお子様がお母様に、
「なんでお魚がおるん?」と尋ねておられて、
お母様は
「なんでやろね~」と話してるのを
かわいいな~と(もちろんお子様がですよ)
眺めていたのですがよくよく考えると・・・

なんで魚なん?
毎日毎日見ていて僕も知らん…、


という事に気付きました042.gif

年齢を経るにつれ、
だんだん「なんで?」とか、
「どうして?」とか思う事が減っていくと言いますし、
気になったらなるべくすぐに!
、という事で調べてみました。

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あの魚はヤカンと火の距離を調節する自在鉤の一部で、
魚は水に関係があると言う事で、火事を避けるという意味と、
魚には瞼がないのでいねむりしないで火を見張るという意味があるそうです。


そうかぁ、魚には瞼がないのかぁ、
目にゴミが入り放題やろなぁ。

と言いつつ実はちゃんと瞼のあるはずの僕が、
三日ほど前から塵が入ったのか左目が真っ赤に充血!!007.gif
「ケツマ、ケツマ~」(結膜炎の略だって・・・)とバカにされちゃてます033.gif



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by soutouen | 2011-05-22 13:19 | 店長一号 | Comments(0)

picked 


団体遠足の予約のない日をねらって苑内の清掃。
おもに敷地内でのびのびと生えまくっている草ひきです044.gif

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出身地によるのか、世代によるのか、
「草ひき」を「草むしり」と言う人がいますが、
僕はどうしてもこの言葉に抵抗があります。
むしっちゃダメでしょう、むしっちゃ。
引かなけりゃ!!
ちゃんと根っこから。



定期的に花の咲く草は残して雑草だけを抜いているのに
どうして雑草が根絶やしになる事はないのでしょう?
永遠に続くテロとの戦いみたいだな・・・とか、

そもそも自分が見たい草だけ残して、
見ばえの悪い草を刈るのは人間のエゴなんじゃないか・・・とか、
思いながらひたすら草を引いてます。
きっと暑さで頭がどうかしちゃってるのでしょね047.gif




いま苑内で咲いてるので好きなのは、
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ナルコラン053.gif
クリーム色が入った葉と釣り鐘状の花がかわいい。



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同じユリ科のスズラン016.gif
焼締め火色の鉢カバーに入れて店に飾ってみました。




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アヤメ科のシャガ058.gif
当苑の会長作の抹茶碗と花入れがくっついた作品に。


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それにしても、いくら日焼けに弱いと言えども、
あなた、その格好は怪し過ぎます・・・037.gif
おもわず「不審者が鎌持って苑内をうろついてます」と110番しそうになります071.gif


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by soutouen | 2011-05-18 16:49 | 店長一号 | Comments(0)


もう梅雨か?ってぐらいの勢いで降りまくっております・・・057.gif
当苑では春の遠足・旅行シーズンが始まっており、
やってくる子供達には、雨が降っても陶芸教室は問題なく出来ますので
関係ないのかもしれませんが、
楽しい旅行中に雨が降るのはやはり気の毒です025.gif



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さて「大物成形小屋」の片隅でひっそりたたずんでいたこのロクロ!
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30代半ばの男子ならピンとくるこのカラーリング!!
“白い悪魔”と呼ばれているこのロクロ、
噂では普通のロクロの倍の速さで回るとか回らないとか・・・(笑)



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by soutouen | 2011-05-12 17:44 | 店長一号 | Comments(3)

憂好碗


外で食事の際、
ビールや日本酒、焼酎はガラスも多いですが、
陶器の器で出す店もけっこうあります。
でもワインとウイスキーなどの洋酒を陶器の器で出す店というのは
あたった事がありません。
(もっともそう呑み歩いてる訳でもないので僕が知らないだけかもしれませんが…)

僕自身、普段は圧倒的にビールと日本酒党なので、
ショットバーでウイスキーを楽しむなんてのは月に1~2度もあればいい方なのですが
おいしい酒にあたると(これは酒の味というよりもその時の気分に依る部分が多いのですが…)
仕事柄かどうしても良い陶器の器でと考えてしまいます037.gif


と言うわけで、さっそく作ってみました♪
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ロックグラスの陶器版。
陶器だから正確にはグラスじゃないのですが、
いわゆるオン・ザ・ロックに適したサイズの低めの容器です。
“土っぽさ”や“和っぽさ”を出すために
あえて平底のタンブラー形状にはしませんでした。




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なかでも一番焼きが良かったのがこちら006.gif
「マッカラン」や「グレンリヴェット」よりも
なんとなく「山崎」や「竹鶴」を。



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こちらもお気に入りの仕上がりに003.gif
僕のロクロはいつも指跡しっかりにアシンメトリーなフォルムに
ゆるい口造りのものが多いですが
こちらは珍しく少し端整なロクロを意識したのかな・・・覚えてないけど023.gif
焼き上がりも形に合ったビードロに。


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高台もいつもの手廻しにヘラでザクザクじゃなく、鉋でちゃんと削ってますよ004.gif




お酒の色合いと氷のとける「カランッ♪」という音が楽しめるロックグラスに対して
器の色合いと「ころんっ♪」という音を楽しむ和の「憂好碗」も時にはよろしいかと。
(しかし相変わらずのネーミングセンスは・・・ごめんなさい022.gif)


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by soutouen | 2011-05-10 16:52 | 店長一号 | Comments(0)

白窯変釉のいろいろ。


今年のゴールデンウィークは海外で過ごされた方は例年の約半分だったとか。
その影響かどうかは分かりませんが、
当苑には遠方からのお客様が多かったような気がします。
今日もお休みの方もたくさんいらっしゃるようで
普段の平日よりはお見えになるお客様が多いように思います。
連休中は普段よりも休みがとれない身としては羨ましいかぎりです042.gif
でも、まあ、帰省してきた姪っ子とたっぷり遊んだし良しとするか060.gif016.gif060.gif

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さてさて、本日ご紹介するのは、
「白窯変釉」

電気やガスの窯での焼成では白の乳濁釉ですが、
当苑の登り窯で焼くと様々な色合いにあがり、
景色のある仕上がりになる釉薬です。

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         誠史作白窯変釉湯呑 ¥940 /六寸プレート サンプル品

高温での焼成で動く(流れる)釉ですので、
ロクロ目や石爆ぜの影響を受けながら
重力で高いところから低いところへ
釉薬が動いていく様がみてとれます。



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        津作白窯変印花皿  ¥1,890  ...more!

まっ白に焼けるものや、赤っぽく焼けるもの、
このように青みがかった白に焼けるものなど
ほんとに色々になるのですが
人の好みも十人十色で、色々あっても偏らずに貰われていきます004.gif



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           津作白窯変釉五寸小鉢 ¥840

長く使って頂けるそれぞれの気に入った色味のものを探して下さい。
しかも当苑のラインナップでは焼締めや灰被りのものに比べお手頃価格です038.gif



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by soutouen | 2011-05-06 16:43 | 店長一号 | Comments(0)

☆ハンドル☆


ハンドル。
いわゆるマグカップやコーヒーカップの“取っ手”です。
持ち易いものって難しい027.gif

液体の注がれた本体を持った際に
重量をすべてハンドルを通した指で支える訳ですから
ハンドルの形状によって実際の重量以上に
軽く感じたり、持ちやすかったりなどもします。

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これは昨日取り付けたもの。
一番スタンダードなハンドルの形状でしょうか。
陶芸教室でも取っ手を付けられたい方には
マークの・なしをくっ付けて下さい」と
こういうハンドルをお勧めする事が多いです041.gif



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焼き物は乾燥と焼成で収縮します。
なのでその分をちゃんと計算して作らないと
作った時はちょうど良かったのに焼いたら指が入らないなんて事になります039.gif


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作った時はやわらかすぎて、実際の持った感覚は焼いてみないと・・・ですが
新製品のこのマグはきっと持ちやすくなる気がします!
また焼き上がったらご紹介しますね045.gif



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こちらは前回、焼いたビアマグ。
指を4本とも通してがっつり掴んでもらうタイプのハンドルです。
そう、ビア樽をイメージして作りました068.gif


大型連休、皆様いかがお過ごしでしょうか?
寝て過ごすなんてもったいないですよ~
ご家族やカップル、お友達とmyマグカップ作りなんかはいかがですか?
GWの陶芸教室、まだまだ御予約可能ですのでぜひっ!!
072.gif御予約はこちらから072.gif


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by soutouen | 2011-05-01 17:44 | 店長一号 | Comments(0)