信楽の登り窯窯元    「宗陶苑」の日記。      焼き物製作、商品紹介、日々の日記などなど・・・


by soutouen

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松皮の鉢カバー。


前回ご紹介した大きな甕はもともと鉢カバーとしてご注文頂いたモノだと申しましたが、
一緒に小さなサイズの鉢カバーもご注文頂いておりました001.gif

小さなサイズも形状を違えていろいろ造りました。
縦に松皮を施していたモノもそのために造ったうちのひとつです。
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焼き上がるとますます松の皮っぽくなりましたよ009.gif


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鉢カバーにしてみるとこんな感じ。



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なかにはすごい良い焼き味にになったのも016.gif

この形とサイズ、鉢カバー以外にもワインクーラーなんかにしてもよさそう006.gif

それにこんな重厚な灰被りに焼き上がって、
何かに似てるなって思ったら…
ちょうどお茶道具の水指「鬼桶」に良い感じ017.gif

で・・・
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適当にあったへぎ目のフタを載せてみました。
うん。ぴったり♪029.gif



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台風が近づいてますね。
信楽も今しがた雨がパラついてきました057.gif

明日はせっかくの中秋の名月なのに、
満月は見れないかなぁ(泣)
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by soutouen | 2012-09-29 16:25 | 店長一号 | Comments(0)

甕の焼き上がり。



製作しているところをご紹介していた寸胴の甕が焼き上がりました009.gif
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形もサイズも違えていろいろを造ったのですが、
どれも焼締めですので炎の当たり方でますます1点1点違ったものに。017.gif
シンプルな真っ直ぐなもの、胴に膨らみのあるもの、
口の開いたもの、ひねり跡をつけたもの…、
お好みでお選び頂けます。


そして・・・



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「松皮」も016.gif
やわらかい火色にあがり、ほんのり秋色に037.gif


信楽は周りをすべて山に囲まれた地。
山の中に住んでたわけではありませんが、
どの方向を見ても山の稜線が見えるこの地で育った僕には
見慣れた松の木の樹皮に似たこの表面装飾は妙に落ち着きます。

もともと「松皮技法」を思いついた先人も水甕等に施し、
見慣れた自然の趣きを日常生活の中に取り入れようと考えたのかもしれませんね039.gif


もともとはリビングの植木鉢カバーとして一本ご依頼頂いて造ったもの。
もちろん鉢カバーとしても御使用頂けますが、
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店ではメダカの水槽として使ってますよ。043.gif



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by soutouen | 2012-09-24 16:17 | 店長一号 | Comments(0)

蟋蟀♪


9月ももう半ばを過ぎたのにまだまだ暑いですね008.gif

昨日から店内のどこかでコオロギ(キリギリス?)の鳴き声が聞こえてくる。
夏のように暑くてもやはり秋なのですね。
鳴き声の聞こえる辺りを探しても見つからない。

リリリ…060.gif

リリリリ…060.gif


9月の季語にもなっているコオロギ。
店のBGMにちょうどいいかと放置してます037.gif
   
       「蟋蟀が髭をかつぎて鳴きにけり」 一茶



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                     【上田健次作 花入れ】

直方体の上面が破れており花器として使える作品。
ヒビの部分は破れているわけでも、欠けているわけでもなく、
意図的にこういう形状にしてあるので
水はいっぱいいっぱいまで入れれます017.gif

花を入れなくてもオブジェとしても成立するデザインです006.gif



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by soutouen | 2012-09-17 17:17 | 店長一号 | Comments(0)

☆十割蕎麦☆

今日は登り窯から窯出しされた釉薬モノの皿と鉢を。

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                  【服部津作 布目白窯変釉角皿】

定番で大・中・小の3サイズで人気商品です。
しばらくこの大サイズが品切れ状態が続いておりましたが、
今回もきれいに焼き上がってまいりました017.gif

24cm角で3サイズの中では一番使いやすく、
僕もパスタや焼きソバに使ってます(麺類バンザイ!)021.gif




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                     【服部津作線刻緑釉皿】

同じ職人の手による皿ですが、こちらは新製品!
長方皿ベースですが、各辺がゆるやかな弧を描いていてシャープな印象。


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重ね掛けした緑釉と彫りで入れたラインで奥行きのある仕上がりに。026.gif

鮎の塩焼きかな~、
天ぷらかな~032.gif







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                     【黒御影片口大鉢】

続いては以前にご紹介した片口鉢の釉薬違い。
以前の氷裂貫入釉は安定した発色と貫入を出すためにガス窯での焼成でしたが、
こちらは登り窯での焼き上げです。
窯も焼成温度も違うので土の色合いも違ってきてます045.gif


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二種の釉薬の重ね掛けで、テストなしのぶっつけで焼いたらすごい骨太な感じに005.gif
焼き上がったばかりの新しいうつわなのに、
どこか時空を超えて別次元からやってきたような佇まいもありますね041.gif

口は飾りに、焼き鳥と唐揚げを山盛りたい!037.gif



それにしても麺類に居酒屋メニューという偏った食の好みが知れますね…
そんな僕が先日、出張陶芸教室の帰りに普段は走らない道を通って、
信楽の外れでお蕎麦屋さんを見つけて入ってみましたよ001.gif
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信楽の宮尻ってところにある「生粉打 作美」さん。
十割そばって初めて食べましたよ。
せまいようで広い信楽、まだまだ知らない店もあるな~070.gif



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by soutouen | 2012-09-15 17:50 | 店長一号 | Comments(0)

以前にご紹介した人気商品「オットドック」の表札バージョン。(こちら

受注後、ご希望の文字を入れて焼き上げ、約一ヶ月でお渡しするという商品です。001.gif


発売から約3年ほどになり、最初はオスのみでしたが
現在はメスバージョンもございます036.gif

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こちらは先日、オス・メスのペアでご注文頂いたもの。
通常の表札として以外にも、店舗名を入れたり、
こちらのようにお庭のインテリアとしてってお客様にもお勧めです006.gif

タイヤ止めの「オットドック」同様、メスのリボン色は4色からお選び頂けま~す003.gif


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登り窯の窯出しが進んでおり、
陶芸教室の作品も出てきて数が揃ったものから順次発送しております。006.gif
本日も発送の為にたくさん梱包作業をしましたが、
箱詰めした後に発送伝票を貼っていて気付いたら
さっきまで使っていた軍手がない!
どこを探しても・・・ない!!005.gif

送られてきた作品と一緒にボロボロの軍手が箱詰めされていた
っていうお客様がいらっしゃいましたら、
ゴメンなさい。040.gif


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by soutouen | 2012-09-11 17:30 | 店長一号 | Comments(0)

551


登り窯の窯出しが始まっておりますが、
今日はちょっこっとだけ窯出しの様子を。
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こちらは「二の間」。
比較的明るい火色がとれることの多い部屋です。
今回も灰被り、火色共に良い具合に焼けてます001.gif

登り窯では部屋ごとに特徴があり、
同じ焼締め火色でも詰める部屋によって大きく色合いが違ってきます。
窯出し時にお越し頂くと各部屋に品物が詰まった状態を見ても頂けますので
各間の特徴が分かっておもしろいですよ~006.gif


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そしてこちらは火袋の焼成前。
土が色々だったり、素焼きされたものと生のまま焼くものとが入り混じってます。
ど真ん中の壷、ひねってコツコツと造ったのですが・・・


・・・


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グッシャグッシャにー007.gif

幸い注文品とかではなかったことが救いですが・・・
また次回の窯に向けてリベンジしよう!021.gif

同じ焼締め火色のものでも「二の間」と比べて随分雰囲気が違うのが
最初の画像と見比べて頂くとわかると思います。


つぶれたものばかりじゃなく(当たり前ですけど)
もちろんお気に入りに焼けてたのもたくさんありましたよ060.gif
たとえば一組だけ造った・・・
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この片口酒器セット。
窯出し後、しばらく気がすむまで眺めてから店に出そうと思っていたら・・・
昨日、お見え頂いた方にもらわれていってしまいました。
まだまだ「これはまだ売りません!」って言うような王様商売は出来ませんしね041.gif

同じだけよく焼けるかは分かりませんが、
こっちも次回の窯に向けてまた造ろうっと001.gif


“また造ろう”も理由はいろいろです。
巨大な薪窯の窯出しはこのように
うまくいったものと、
うまくいかなかったものがいっしょに出てきます。
全ての部屋の灰被りも火色も釉物もすべて120点!ってことはありえませんし、
窯すべてのものが全滅(コワッ…)ってこともありません。
「551のあるとき~」と
「ないとき~」を一度に味わう感覚でしょうか(笑)
なるべく「あるとき~」な割合を増やすように努力せねば!071.gif


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by soutouen | 2012-09-05 18:14 | 店長一号 | Comments(0)

スス抜き


当苑の登り窯は十一間。
さらに一番下の火袋と呼ばれる燃焼室にも棚をはってモノを入れるので
そこを勘定にいれると十二室にもなります041.gif

そして、火を入れる度に下の部屋からどの部屋まで詰めるかを決めるのですが、
焼く品物の量が多ければ焚く部屋数は増え、
少なければ後方の部屋を空にします。

ただ、余熱で空の部屋もある程度温度が上がるので
なるべくたくさんの部屋を焼く方が効率的ですが、
注文を受けている商品の納期や
陶芸教室で作られた作品の出来上がりが遅くなりすぎる等の理由で
下から七つ目の部屋(六の間)あたりまでという事が多いです。
お見えになったお客様などにお話している一度に焼く品物の点数が
大小いろいろを組み合わせて1万5千点というのはこの「六の間」までの数になります。
各部屋は後の間ほど大きくなっておりますので、
「十一の間」まで使うとその倍以上の品物が入ります!005.gif

なので、普段後の方の部屋は詰める事は少ないのですが、
焼かないといけない品数が増えたり、
超巨大なものを焼かないといけない場合はいつでも焼く準備は万端です!003.gif


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こちらは「十の間」の裏の焚き口。
でかい部屋は焚き口もなんか威圧感があります…021.gif


上の方の間を空っぽで焼く場合、
空の部屋は煙突までの煙と余熱の通り道(煙道)の役割をします。
なので何度か空っぽで焼くと・・・
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このように部屋の中には大量の煤が!025.gif
このまま放っておくといざ詰める時に真っ黒になっちゃいますし、
ひどい場合は煤で煙突が詰まってしまいますので、
窯焚き数回に一度、スス抜きの為に空っぽでも薪をくべて温度を上げます045.gif



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今回も1年半ぶりに「スス抜き」の為に八~十一の間に薪を投げましたよ。
写真は助っ人に来て頂いた当苑の元窯焚き職人のGさん。
久々に薪を投げる姿をみたけれど、
60才を越えてもキレイなフォームで投げはります038.gif
(僕の30年後はきっともっと背筋も根性も曲がって、こうは投げれないはず・・・)



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煤は800℃で燃えますので、余熱利用プラス数束の薪で完全に燃やしきってしまえます027.gif
窯焚きの熱を利用した“窯のメンテナンス”とは、
よく考えられていますよね058.gif


そして、その登り窯の窯出しが一昨日から始まっております!
窯が大きく大量の品物が入っている為、窯出し作業も数週間かけてやりますが
今週末あたりまでは窯出しも見頃ですよ~。
窯出しされたばかりの商品をその場でご購入頂くことも可能です004.gif
興味のある方はぜひっ!!

明日9月4日は苑内の一斉清掃作業(あ、暑い…)のため窯出し作業はストップします。
お気をつけ下さい040.gif


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by soutouen | 2012-09-03 16:53 | 店長一号 | Comments(0)