信楽の登り窯窯元    「宗陶苑」の日記。      焼き物製作、商品紹介、日々の日記などなど・・・


by soutouen

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毎回、登り窯の窯焚きには必ずと言っていいほど抹茶茶碗を作って焼きます。
そして毎回ほとんどが信楽の特徴である無釉の“灰被り“火色”をねらいます。
もちろん今回の窯でもそれらは焼いているのですが
それとは別で珍しく釉薬モノの茶碗もいくつか焼きました109.png

テーマは「黒」。
なぜならお客さんとの話しの中で「黒楽茶碗のようなのは焼かれないのか」と聞かれたからです147.png
信楽と楽焼は同じ“楽”の字が入っていても全くの別物。
土や焼き方・焼成温度も違えば、成形の仕方も異なってきます。
なので当然、楽焼は出来ません。
で、答えた僕は・・・
「黒楽茶碗のテイストが入った信楽焼でよかったらやってみましょうか?」
つくづくかるいな、僕は129.png

てな流れで、黒い茶碗をいくつか焼く事となりました。
土は全て信楽の土ですが、数パターンを。
釉薬も同じく数種を。
楽焼は1000℃くらいで焼きますが、
当苑の登り窯での焼き上げですので焼成温度は1300℃~、窯の様々なところで。
成型は楽焼では「手づくね」と言いますが、信楽では「手びねり」。
技法的には似ておりますが、
信楽では通常あまり行わない茶碗の内側を削ったりはいくつかしてみました144.png

では、それらがどう仕上がったか・・・
焼いた一部をざーっと写真だけあげてきますね156.png


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いかがでしょうか?
黒楽茶碗の雰囲気、すこしでも出てますかね121.png
たまには違う事をやるのもいいもので、個人的には楽しんでやれました106.png


【上田宗 KURORAKICHAWAN】


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by soutouen | 2017-09-21 17:45 | 店長一号 | Comments(0)

窯出し特注品☆ 


せっかくの三連休、台風が直撃しちゃってますね134.png
滋賀県は今晩あたりに暴風域に入るようです。
当苑でも外に置いてる焼き物で倒れそうなモノを整理したり、
大雨でメダカが鉢から溢れないよう水を限界まで減らしたり、
戸締りしっかりしたりと台風に備えております136.png
皆様も出来るだけ万全の状態で台風をやり過ごしましょう176.png


さて今回は、現在窯出し中の登り窯より特注品で作ったモノのご紹介。
当苑は手造りの工房ですので、お時間さえ頂ければお客様の御要望による形やサイズの特注も受け付けます。
その際、キズで焼けてしまうモノの予備であったり
職人はいくつか同じ作業をする方が効率が良いので一般販売用にと
文字入り等の特殊な注文でない限り、ある程度の数量を作ります。
今日ご紹介する品々も注文数以上に作ってありますので、
ご注文されたお客様が選ばれた後、一般販売致しますのでチェックしてくださいね~156.png


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【金森洋介 手ひねりフクキタロウ】

2000年の登場以来当苑の人気キャラクターである「フクキタロウ」です。
どちらも縁起モノであるフクロウとタヌキの子供という設定で
屋内用の小さいサイズと屋外用の大きなサイズを数パターンで作っておりましたが
今回お客様の御要望で高さ30㎝の中型サイズ(右側)を作りました。
型を使わない紐造りによる成形で、2点のみですのでお早めに!104.png



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【釘田誠史 8号植木鉢】

植木鉢は屋内用の小さなモノからホテルのロビーに置くような巨大なモノまで
様々なサイズをコンスタントに焼いておりますが、
今回は使い勝手の良い8号サイズを釉薬モノで御注文頂きました♪
シンプルですが、この色合いと形状ですと花の和洋問わず植えれますね102.png

今回の登り窯では他にもサイズを違えてたくさん焼いておりますので
またご紹介しますね159.png




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【上田あかり 手ひねりDOG

今回の窯でも焼きましたよ177.png
何とも言えないゆるーい表情とポーズに癒されます。
今回もいろいろで焼いておりますが、
犬種指定で注文頂いておりましたのでボストンテリア多めですワン109.png



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【上田あかり 手ひねりCAT】

そして今回はネコも(笑)
愛嬌のあるルックスとは裏腹に、薪による無釉の焼き締めっていうシブさ115.png
そして“めつち”で模様を抜いたり、緋ダスキしたりという遊び心も165.png
5点ありましたが、窯出ししてすぐひとつ貰われて行きましたので
残り写真の4点のみですニャー159.png


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by soutouen | 2017-09-17 16:51 | 店長一号 | Comments(0)

登り窯の窯出し、着々と進んでおります101.png
毎日のように新たな作品が出てくるのは楽しいです169.png

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昨日はとうとう火袋も出しましたよ。
火袋は登り窯の部屋の中では最も長く焚きますし、この部屋だけで約350束の赤松を使用します。
登り窯ならではの特徴的な火色や灰被りがとれる部屋でもあり、
それだけに窯出しもひときわ期待が膨らみます111.png


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恒例の火入れ前と焼き上がりの画像くらべ114.png
今回は大きなモノをたくさん火袋に入れたので、比較的棚組みは少なめです。



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窯出し前の画像です。
真ん中上段の壷の横にあった平茶碗・・・
窯焚きが終わるとどっか飛んでいって無くなってました148.png
ですが、窯出し時にはちゃんと無事に見つかりました!
よい雰囲気になってたのでまたご紹介しますね~115.png


さて、今日はそんな焼き上がったばかりのモノから
かわった狸をご紹介します158.png

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【金森洋介 尺一手ひねり狸】

先ほどの火袋の写真を見ていると、えらく明るい色合いの狸でびっくりされるかと思いますが
登り窯は詰める場所によって様々な火力や焼き味がとれ、
焼き締めや灰被りのようなモノから、こういった釉薬モノまで
幅広く色々を一気に焼けるのも面白みのあるところです112.png

白い荒土で紐造りし、透明釉のみで焼き上げのオーダーを下さったのは大阪にある焼き鳥屋さん。
なので手には鶏がのってます113.png
トサカとノド(?)のみ赤にというのも店主さんのご希望ですが
全体が無色なので際立ちますね~150.png

予備の一体と鶏なしバージョンは一般にお分けしますよ~165.png 

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by soutouen | 2017-09-10 17:08 | 店長一号 | Comments(0)

8月24日から火を入れておりました夏の大登り窯の窯焚き、
熱中症で倒れる事もなく無事に終了いたしました~166.png

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窯焚きにはたくさんの方に御見学にお越し頂きありがとうございました!
また今回の窯焚き中には保育園の遠足があって園児たちが焚いている様子を見たり、
途中テレビ番組の撮影があったりとギャラリーが多いと
焚いている側としても焚きがいがあり燃えます(窯焚きだけに 笑)



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窯に薪をくべている時は焚口からの熱風が熱いのでヤケドをしないよう長袖を着ます。
でも暑い時期の窯焚きで困るのがくべ終わった後は暑いので脱ぐのですが
くべる度にシャツを着たり脱いだり着たり脱いだり…の繰り返しでとても面倒くさい143.png
なので夏は上の写真のようにねばって
ヤケドをしないギリギリの温度までTシャツでくべるなんて事態になっちゃいます117.png




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そして窯焚きの終了から数日冷まして、
昨日からぼちぼちと早速の窯出しも始まっております。
冷ましたと言っても部屋の中はまだまだ高温です119.png



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出てきたばかりのタヌキ。
珍しい造りの上に、これまた珍しい赤土で作られています146.png



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こちらは箸置き。
イカやヒラメ(カレイ?)がモチーフの箸置きが
おそらく魚貝類が入っていたであろう発泡スチロールの容器に入れられていく様が
地味にウケます126.png
今はまだ数個ですがじきに箱いっぱいの大漁になるでしょう。
箸置きは魚介に限らずたくさん詰めてあります164.png

窯出しは約2週間続きます。
モノにもよりますが、出てきたばかりの作品をその場でお求め頂く事も可能ですので
見学がてらお越しやす104.png


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by soutouen | 2017-09-03 16:48 | 店長一号 | Comments(0)