信楽の登り窯窯元    「宗陶苑」の日記。      焼き物製作、商品紹介、日々の日記などなど・・・


by soutouen

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蓋置き見立ての呑み器


先週末の『秋の催し』の展示の一つとして「酒器展」を致しましたが
その際に呑む器としてはじめてお客様の前にお目見えしたのがこちら↓

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通常つくるぐい呑よりは若干背が高く、そば猪口よりは小ぶりなサイズ感です。
今回はお酒を呑む器として徳利とともに展示しましたが、
ちょこっとお茶やコーヒーなんかにもよろしいかと112.png


形や微妙なサイズはまちまちでいくつか焼きましたが
実はこれ、製作するにあたって参考モデルにしたモノがありました。
それがコレ↓

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お茶道具の蓋置です!146.png
茶釜の蓋や柄杓をのせる為のお茶道具で、
蟹の形や貝の形、人形の付いたモノなど
様々な形がございますが写真は最もシンプルなタイプ。


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並べるとこんな感じ。
もちろん用途が違うので厚みや口の造りなんかは呑む器仕様にしております。

ちなみにこの蓋置、店の煎茶席でお客様にお茶を淹れる際に使っております。
たぶん10年以上、ほぼ毎日のように使っているので骨董品並の時代”がついとります144.png




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いちばんの違いはやはり底の有無ですね(笑)
置いた時の外見はあまり違わないように高台は内側を中心に削る「碁笥底(ごけぞこ)」としております。




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今回の呑み器に限らず
お茶道具のディテールを日用品を製作する際に盛り込む
って事を僕はちょくちょくやっております111.png
例えば飯茶碗の高台や湯呑の口造りに抹茶碗の要素を取り入れたり、
料理鉢を作る際に菓子器を参考にしたりといった具合に。

茶道の世界では
本来茶の湯の道具でないものをお茶道具として使用する「見立て」という美意識が存在しますが
言うなればこれはお茶道具から他の道具への「見立て」。
こういったところから茶道をされない方にもお茶道具を少しでも身近に感じて頂けたら嬉しいな151.png


【上田宗 蓋置見立ての呑み器】

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by soutouen | 2017-12-02 17:11 | 店長一号 | Comments(0)