信楽の登り窯窯元    「宗陶苑」の日記。      焼き物製作、商品紹介、日々の日記などなど・・・


by soutouen

ばらんす。


登り窯での灰被り品の醍醐味は
無釉での焼締めでありながら
焼成時の炎や灰のかかり方で様々な景色を見せるところにあります。

もちろん灰被り以外の場所で焼成した物も炎の当たり方で変化はつきますが、
薪の燃えるすぐ傍である灰被りではその変化も豊かな物が多いです。


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            寿方作耳付花入


お客様の中には釉の掛け方で
こういった色や光沢がつくと思われている方もいらっしゃいますが、
当苑の灰被り品は基本的に無釉での焼成です!
(花入れ等は内側のみ内釉をしている物はあります)

焼成時の薪の灰が作品に自然に付着して、
黒く炭化したコゲがでたり、
灰がガラス化してビードロと呼ばれる光沢がでたりします。


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       勝作捻り抹茶碗


こちらの茶碗は天目型の形ですが
天目釉ではなく灰被りでの焼成が珍しい。

焼き味はそれぞれの好みであり、
灰がたくさんかかると良い物というわけでは決してありません。

灰に埋もれて全体がコゲになり真っ黒の物も面白いですし、
コゲやビードロはなくても火色がきれいな物もそれぞれ良いのですが
写真の物のようにコゲ・ビードロ・火色の全てがバランスよく出ている物が人気のようです。


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              勝作捻り変形徳利

こちらの変形徳利はすでに売約済みなのですが、
左右非対称の自然な形と、
灰被りによる景色のバランスが抜群です024.gif

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表も裏も変化に富んだ景色で、
小ぶりな徳利なのに迫力のある仕上がりです038.gif


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by soutouen | 2010-05-30 15:48 | 陶芸 | Comments(0)