信楽の登り窯窯元    「宗陶苑」の日記。      焼き物製作、商品紹介、日々の日記などなど・・・


by soutouen

壷の表現


登り窯の灰被り等で焼くと何もしなくても、
おもしろい景色に焼き上がってくれます。
特にある程度のサイズの壷であれば面積も広いし
背も高くなりますので作品の表・裏や
コゲ・火色・ビーロドなど一個の作品の中で様々な色合いが出てくれます。

もちろんそれはそれだけで良いのですが
造り手として、また焼き手としては色々と試行錯誤も新たな挑戦もしたいもので、
そこにもう一手加えたり、工夫したりして
「更に良い物をめざす!!」
って気持ちは大切です。

今日はそんな壷を三品ご紹介します。

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          寿方作布覆壷

ローブを纏った様なたたずまいが、
なんとも侘びた感じのする壷です。
ベースの部分は伝統的な壷の格好ですが、
布にみせて土を貼り付けたシルエットが、
壷でありながら人物のように見えてきます。

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貼り付けた土は表面に突起のような模様があり、
ロクロ挽きの本体との質感の違いが楽しめます。
また乾燥や焼成時の収縮の関係でひび割れがありますが、
これも景色となり、侘びた雰囲気を醸しだします。




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      勝作流紋焼〆壷

先ほどの壷より大振りで、花を入れるよりもそれだけで充分な存在感のある壷です。
焼き味も360度、どっから見ても景色の変化があり
床の間と言うよりは玄関ホールなど、ぐるりを見れる場所に。

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流紋という名称の由来である表面の白い筋は
磁器土の泥漿(でいしょう)です。
焼成時の灰が上からかかり、
消えてしまっている部分・うっすら現れてる部分・くっきり残っている部分があり
作品をより立体的に見せております006.gif




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       宗作ひねりUFOツボ

ネーミングのセンスが・・・

・・・

・・・

でもっ!
昨日、無事嫁入りしていきました024.gif
紐造りですが通常の底から口に紐を積み上げた訳ではなく、
中心から底に向かって積んだ後、
ひっくり返し口に向かって積み上げた故の形状です。

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焼成時はこの様に横にし壁に寝かせて焼いたので
ビードロは横に流れております。
UFOの回転を意識して・・・

・・・って訳ではないです。ハイ。

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裏側には受けた土の跡がくっきり残り、
こちら側からの景色もおもしろいです。
UFOの窓を意識して・・・

・・・ってシツコイ?


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Commented by やまりん at 2010-06-15 19:46 x
こんばんは~

素敵な壺で今回も楽しませてもらいました!
最後のUFO壺・・・噴いたwww
でも、何だか可愛いし神秘的ですよ((´∀`))
Commented by soutouen at 2010-06-16 08:49
☆やまりんさま

こんにちは~
いつもありがとうございます。

壷って口さえあれば壷ですので
手に持って使う食器や他の茶陶に比べると
縛りが少ないというか・・・
あそべる要素もたくさんあり作ってても楽しいんですよ~♡

次の登りで焼く壷も造るぞー!!

by soutouen | 2010-06-13 15:01 | 陶芸 | Comments(2)