特注〇〇〇狸
2010年 06月 26日
当苑は手造りの工房ですので、
狸の置き物もよくある「鋳込み型」という石膏型に泥を流し込んで製作するタイプとは違い
おおまかな形を型で取り仕上げを全て手で行う「手押し型」か
一から全て紐造りで製作する「ひねり」の物が主体です。
(一部の小物には鋳込み型の物もあります)
もちろん同じ物を大量に製作するには、「鋳込み型」の物に比べ手間も時間もかかります。
しかしこれはいつでもサイズ違いや形状違いを造れるという事になります。
「鋳込み型」のような型から抜くと出来上がりという物たと
型のサイズ・形の物しか出来ませんが、
例えば「手押し型」だと狸の手に持つ徳利をテニスラケットに変えたり、
笠の変わりに麦わら帽を被らせたりが可能です。
また「ひねり」の狸は当然、サイズも形状も自由な訳です。
しかも通常の製品とそう製作の手間は変わりませんので
一体からでもリーズナブルな価格で狸の特注を受けれます!
これは販売面から観るとひじょうに大きなメリットで
仮に欲しい狸のサイズ・形等がすでに頭の中で決まっているお客様が
理想のものを探しにご来店されたとして、
御希望の納期とご予算が合い、
かつ御要望どおりに形にしたり焼いたり出来るのある職人がいれば
よほどの無茶な物でない限り受注出来ますので
そういった理由で現在も何件かの特注狸のご注文を頂いており、
その製作工程をご紹介します。
「ひねり造り」の狸ですので縄文土器のように紐を積み上げて製作します。
いくら手が早くても柔らかい状態で積み過ぎると
重さに負けて崩れてしまいますので
大きな物は何日かに分けて乾かしもって製作します。
ここまでくると狸らしい形になってきましたが、
なんと言っても特注ですから普通の狸ではありません!
んっ?
普通の狸にはない物が後側に・・・?
いったいなに狸なのでしょうか?
皆さんも〇〇〇の中を考えてみて下さいね
明日につづく
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