ランカン橋造り
2010年 07月 12日
昔から庭園用の飾り陶器として定番の「欄干橋」。
鶴や蛙の置き物と並んで庭に池や小川を作っている方にはおなじみの商品ですが、
現在の住宅事情からか今は「飛ぶように売れる!」といった種類の製品ではありません。
しかし、全国的に見て陶製の橋を製作している窯元は少ないのか
当苑には時々、お問い合わせを頂いたり製作依頼を頂く製品でもあります。
そんな訳で定番として製作してはいませんが、
今回数年ぶりに二尺(焼き上がり約60cm)と二尺五寸(約75cm)のものを製作致しましたので
製作工程をご紹介します。
まずタタラと呼ばれる板状の土をアーチ状にベニヤと角材で製作した台の上で一昼夜ほど乾かします。
台はもちろん石膏型でもかまいません。
同様に欄干の手すり部分も乾かします。
乾いた後、橋の横飾りになるパーツをノタ(同じ土を水で溶いた物)で貼り付けます。
この部分もあらかじめ作っておき発泡スチロール等で保管しておく方が作業しやすいです。
貼り付け後、好みの模様をいれていきます。
ヘラなどでも結構ですし、石膏などで模様のスタンプを作っておくと早いです。
こういった物を製作する際はこの様に
柔らかいうちにする作業と、
半乾きで行う作業とに分けて行うと効率的でしょう
その2につづく
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