ぶんぷくちゃがま
2010年 09月 25日
「分福茶釜」と言う昔話をご存知でしょうか?
罠にかかった狸が貧しい男に助けられ、
その夜、助けられた狸が男の家にやってきて
恩返しに茶釜に化け、自分を売ってお金に換えろと言う。
売られた茶釜は水を入れ、火にかけられたところ
熱さのあまり手足や頭が元に戻ってしまう!!(なんてシュールな・・・)
その状態で男の元に逃げ帰った狸は
茶釜の綱渡りをする見世物小屋を開き成功し
男は豊かになりましたとさ。
めでたし。めでたし。
と言うお話です。
狸は人を化かすと言う設定から悪い生き物のように思われる事もありますが
縁起をもたらす信楽狸や
この分福茶釜のように日本では福をもたらす生き物として
人間と深い関りを持ち、愛されております
今回はあるお客様のご注文で、そんな分福茶釜の狸を焼きました♪
可愛らしい愛嬌のある表情で、たくさん福を分けてくれそうです。
また登り窯による火色は昔話の雰囲気にぴったりです。
こちらは色違い。
茶釜部分は伊羅保釉による焼き上げですので
狸部分とのメリハリがでています。
あくまで置き物ですので、実際に火にかける事は出来ませんが、
蓋は取り外せますので、花を活けたりすることは可能です
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