信楽の登り窯窯元    「宗陶苑」の日記。      焼き物製作、商品紹介、日々の日記などなど・・・


by soutouen

As Time Goes By


毎年この時期、信楽駅近辺ではイルミネーションが点灯しております。
こんな田舎の町にしてはけっこう本格的で気合が入ってます047.gif
近畿圏の方は隠れた穴場スポットとしてお勧めです。

昨夜はその会場で「しがらき冬まつり2010」というイベントが
行われたのでのぞいて来ました♪

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出店やステージでの和太鼓演奏や花火と盛り沢山だったのですが、
三十も越えたオッサンばかりで行ってロマンチックな気分で
「キレイね053.gif」なんて事になるわけもなく、
(なったらヤバイですが…008.gif
ビール片手にからあげ・たこ焼き・鳥ダンゴ…と
色気より食い気盛り沢山で帰ってきました。



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作家が作った灯りの作品展示もあり、なかにはこんな不気味な灯りも!?033.gif



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さて、今日は「器を使い込む」というお話です。

お見えになったお客様にはよく
「使っていくうちに色合いも手触りも変化していきますので
上手に器を育ててあげて下さいね♡ 」
とお話しているのですが、
無釉の焼締め物や粉引きの物はお客様にも変化がイメージし易いのですが
施釉された器もちゃんと変化はしていくのです☆

今日、以前に使っていたカップを落として亀裂が入ったので
同じ物を送って欲しいと以前のカップをお送り頂いたのですが、
お送り頂いたカップが実に上手に育てて頂いており、
「こんなに良いあんばいになってきてるのにもったいない」という気分と共に
「ここまで大事に御愛用して頂いて」と嬉しい気持ちにもなりました。

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写真で違いが伝わるか不安なのですが、
右がお送り頂いたカップ、左が店頭にある使用前のカップです。

登り窯での焼き上げ品ですのでまったく同じ物は二つとなく
もとからの焼き味も若干違うのですが、
使い込んだ方は落ち着いた色合いになり、
信楽の土の特徴である長石の石爆ぜも角がとれて手触りも良いです。


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いちばん“時代がついてる”のがこの内側!!
新しい状態では見えなかった貫入(細かな釉薬のヒビ)が美しい001.gif
そう、新しい状態では“なかった”のではなく“見えなかった”だけなのです。
まるで茶陶の名器のような佇まいです。



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高台の釉薬を外した部分もよく育ってます。
なかには古くなってみすぼらしいと思われる方もいるかもしれませんが、
茶の湯の“寂び”に通じる美意識があり、
この変化を楽しむ過程も土物の醍醐味のひとつです。

    吉田勝作紅志野釉カップ&ソーサー ¥2,500



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by soutouen | 2010-12-19 17:30 | 店長一号 | Comments(0)