くらげ壷
2011年 01月 10日
今日はすこし変わった形の壷を御紹介します。
口から肩部分へのエラ状の傘と
全体のフォルムが海のクラゲを連想させるから「くらげ壷」。
当苑の会長上田寿方の作る壷のなかでも個人的に好きな形です。
またこの写真のものはひじょうに焼きも良く、
この個体だけでさまざまな景色が楽しめる見所の多い壷です。
傘部分は文字通り雨を除ける傘のように
焼成時に十分な灰を受けビードロの流れが楽しめます。
口と傘の縁の色の変化も美しいです
傘の縁の裏側にいくつもたまった「蜻蛉の目」。
寄り集まったビードロの滴を蜻蛉の目(とんぼのめ)と陶芸用語で言いますが、
クラゲにトンボに…賑やかです!
この壷はこんな滴が360度ぐるりにいくつもあって、
それぞれの色合いの違いも楽しめます。
また灰の載り方の違いによる変化も
傘の表・裏・胴部でそれぞれにおもしろいです
胴部のコゲの色合いの変化。
同じ焦げでも部分による違いがあったり、
ビードロと混ざり合ったりで、
“黒”の中でも色あいの違いがあるんです
茶、紫、白み等の灰が釉化して出来る自然釉の色味の変化。
また、フリーハンドで入れられたヘラ目の筋による
色味とビードロの流れの変化もおもしろいです。
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今日は朝から雪かきで始まりました。
この冬、最初の雪かきです。
信楽は田舎のせいか、イメージ的に雪深く思われがちですが
最近は雪かきをしないといけないほど積もるのは一冬に2~3回ほどです。
長靴も履けるし・・・って子供かっ!!
そう言えば子供の頃はよく霜柱を踏んで歩くのが好きでしたけど
最近はあのバリッ!バリッ!という音も聞かなくなったなぁ・・・
温暖化か・・・
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