OMG!
2011年 02月 22日
窯出しは下の間(部屋)から順次進んでおりますが、
今日は四の間を開けてびっくり!
奥ナミ2シリ分、棚が崩れてる!!
窯焚き中に薪がぶつかるような場所ではありませんし、
もっとも可能性がある棚板が割れた形跡もないのにどうして?
その原因は・・・
もともとは奥に写ってるツクと同じ高さの物が
繰り返しの使用で焼成中に限界がきたのかと思われます
当苑の登り窯で使うツクは、通常の物よりずっと太くごつい物なので
折れたりする事も稀なのですが、
僕、こんなのは初めて見ました。
幸い被害はほとんどなく、
一番上に乗せられていた狸と睡蓮鉢が少しキズになっただけで済みました。
陶芸教室作品や御注文の品物は大丈夫ですのでご安心下さい
こんなびっくりもありつつ窯出しは続きます。
次回は新しく焼けた作品をいくつかアップします☆
注)
奥ナミとは各部屋の薪が投込まれる場所に対して奥側の棚板の列のこと。
写真の部屋は二列で棚組みしてありますので、写真の左手が奥ナミ、
対して手前側は火前と呼びます。
また、3列で組んでる部屋の場合は火前・中ナミ・奥ナミと呼びます。
シリとは棚板一枚分の幅が1シリ。
この場合の2シリ分とは二列分という意味ですが、
場所の指定にも使われる言葉です。
例えば窯出し時に、
「この茶碗どこに入ってたの?」
「二番火前表側3シリ4段目の茶碗。」といった様に職人同士でやりとりします。
窯詰めや窯焚き中にも使われますが、
産地などによっても呼び方は変わるのかも知れません。
----------------------------------------
ランキングへのご協力お願いします
↓クリック↓
人気ブログランキングへ
----------------------------------------