囲炉裏の魚
2011年 05月 22日
当苑の店舗内にはお客様に煎茶をお出しする為の囲炉裏がございます。
年間300日以上は毎朝、炭を入れ続けております。
信楽はお茶(朝宮茶)の産地でもありますので
他の窯元や小売店でもこういった囲炉裏が作ってあるところも多いです。
テーブルの足代わりに使われているのが
登り窯で使用されていた立ち匣(タチザヤ)。
昔に火鉢を大量に焼いていたころは、
この立ち匣に火鉢を乗せて焼成しておりました。
いわゆる窯道具ですね
こういった道具は製品よりも繰り返し繰り返し焼成されますので
自然釉ががっつりと全体にかかっております。
こういう囲炉裏、窯元らしくて良いと思いませんか?
先日、この囲炉裏でお茶をお出しした母子のお客様がいらっしゃたのですが、
5歳くらいのお子様がお母様に、
「なんでお魚がおるん?」と尋ねておられて、
お母様は
「なんでやろね~」と話してるのを
かわいいな~と(もちろんお子様がですよ)
眺めていたのですがよくよく考えると・・・
なんで魚なん?
毎日毎日見ていて僕も知らん…、
という事に気付きました
年齢を経るにつれ、
だんだん「なんで?」とか、
「どうして?」とか思う事が減っていくと言いますし、
気になったらなるべくすぐに!
、という事で調べてみました。
あの魚はヤカンと火の距離を調節する自在鉤の一部で、
魚は水に関係があると言う事で、火事を避けるという意味と、
魚には瞼がないのでいねむりしないで火を見張るという意味があるそうです。
そうかぁ、魚には瞼がないのかぁ、
目にゴミが入り放題やろなぁ。
と言いつつ実はちゃんと瞼のあるはずの僕が、
三日ほど前から塵が入ったのか左目が真っ赤に充血!!
「ケツマ、ケツマ~」(結膜炎の略だって・・・)とバカにされちゃてます
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