待てない人へ。
2011年 12月 08日
陶芸では“待つ”という事が必要なシーンが多々でてきます。
練った土を使い易い状態まで寝かせて“待つ”。
造った物の仕上げをする為に半乾きになるまで“待つ”。
急激な乾燥は傷の原因になるのでゆっくり乾かす為に“待つ”。
窯焚き時は薪をくべる最適なタイミングまでくべるのを“待つ”。
また、薪のくべる量を増やしていくのを“待つ”。
・・・などなど、まさに「動かざること山の如し!」です
そして僕はこの“待つ”がたぶん性格的になかなかしんどい。
↑の湯呑もひいた次の日には仕上げがしたいと
「早く乾け~、乾け~」と上向けたりひっくり返したり、
外に出したりしまったりの繰り返し。
しぜんに乾くのを待って、その間はもう他の作業をすればいいのは
自分でもじゅうじゅうに分かってはいるのですがね
そして昨日はその上向けたりひっくり返したりしてるうちに気付いた事がひとつ
これまではずっとひっくり返す時に柔らかい胴に指の跡がつかないように
このように削ってしまう高台部分を指でつまんで持ってました。
で、
指が滑って口から落っことして・・・
それをそばで見ていた職人に「こう持ったら」と教わったのがこちら↓
これなら同じく削る部分にしか跡が付かないし、
手の接地面積が広いため落とす心配もありません
ちょっとした事ですけど、これでこれからのロスがずっと減ります
ちなみに着ているパーカは妹のカナダ土産。
袖のリス?かネズミ?かのプリントが気に入ってよく着てます
とにかく今年も残すところあと3週間とちょっと。
来年の課題は“待つ”ことだな
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