大甕造り
2012年 07月 27日
火入れは
そんな乾燥が間に合うのか?ってタイミングで大物のロクロ挽いてます
造っているのは鉢カバーやメダカの水鉢などに使える大甕。
今日はそんな大物ロクロの製作の様子を。
写真はひっくり返った状態です。
大物は挽いた後、ひっくり返しにくいので多くの場合、
高台は削り出すのではなくこのように先に作っておきます。
また底の部分ほど乾きにくいので乾燥・収縮のスピードをそろえる為に
この底の部分だけを先に作って乾燥させます
数日乾かしておいた底の部分に、太い土の紐を積んでいきます。
この練りつけがしっかり出来ていないと挽きだす時に失敗します。
伝家の宝刀を使ってしっかりと土のクセを取ります。
これで底から半部ちょい。
大きなものは継ぎますので、同じ口径の底のないパーツをもうひとつひきます↓
こちらが継げる固さまで乾かしたものです。(3分クッキングみたい…)
継ぎ目は乾かないように湿らして布を巻いて、
片乾きしないように時々回しながら陰干しします。
カメ板ごとひっくり返して口同士を接着ぅぅぅ!!!
口径もピッタシ!
継ぎ目をロクロで挽きなおして、ならします。
今回はさらに口にヨリをたして、ひねり風の口造りに。
高台も最初に作ってあるのでこれで完成!
ホントはこんなサイズのものは数ヶ月かけてじっくり乾かしたいところですが、
火入れまであと一ヶ月切りました
あと5本ほど形を違えて造って、今回の登り窯に入れるつもりです。
間に合うのか、僕?
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