釉掛け中☆
2013年 08月 03日
登り窯の窯詰が始まっております
窯詰めは各部屋2列(稀に3列)で棚組をしますが、
詰める時はまず奥側の列から詰めていきます。
この奥側の列を「奥なみ」、
3列の場合は真ん中の列を「中なみ」、
手前の列を「火前」と呼びますが
奥なみには、直接炎や灰が当たりにくい箇所もあり
施釉されたモノを多く詰めていきます。
もちろん釉薬モノでも、電器やガスの窯で焼くのと
登り窯で焼くのとでは出来上がりの味わいが違います。
もちろんどっちが良い悪いではないので、
当苑でも製品によって窯を使い分けております
電気/ガス窯で焼くと白の艶消しに焼き上がりますが、
おそらく登り窯だと完全にまっ白艶消しにはならず、
白みがかった半透明になるかと予想します
この秋に向けての新商品です!
焼き上がりましたらまたご紹介しますね
そしてこちらでは↓
効率よく作業するためにいくつかを同時進行で施釉していきます。
ぐるっと輪になってお話しているわけではないですよ
この真ん中に職人が立って、スプレーガンで施釉していきます。
基本的に発色の強い釉薬から施釉します。
一色かけては余計な釉薬を剥いで、発色の弱い釉薬に移っていくことで
はみ出しても問題ないわけです
焼く前の状態はやけに目の白が際立って、すっとんきょんな表情に見えますが
これも焼くと自然に見えます(笑)
信楽焼といえば無釉の焼しめがやはり代表的ですが
この狸などに代表されるスプレーガンでの吹付け・釉剥ぎ・筆塗りという一連の施釉技術は
全国的に見てかなり高いレベルの伝統技術だと、手前味噌ながら思うわけですよ
このようにどんどん窯詰め作業が行われている登り窯、
8月22日に火が入ります!
現在は窯詰め作業のご見学をして頂けます
窯焚きの見ごろは8月24日(土)~27日(火)です
迫力の窯焚きは見ものですよ~
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