直径二尺の大水鉢をいくつか焼きました。今回は定番の無釉の焼き締めでなく、テーマは“青”!!“青”と言っても色々な表情があります。
それぞれ土と釉薬の組み合わせを違えて焼きましたよ
まずは瑠璃釉の「青」。透明感のあるこの青の釉薬は登り窯で焼いても景色の違いはさほどでませんが釉薬の濃淡のムラがそのまま発色に出ます。土に含まれる長石がキラキラとまるで外国の夜空の星みたいです
さらに長石の多い土を使った濃紺のこちらは「海鼠釉」。
落ち着いた上品な
“青”は和のお庭に映えますよ
こちらも同じく「海鼠釉」。
同じ海鼠釉でも
上のモノとは調合が違います。
こちらの青の方が火鉢の色としてのイメージがあるかもしれませんね。
昔懐かしくもあり、火鉢を知らない世代の方には逆に新鮮に感じる釉薬です
こちらは釉薬ではなく顔料の“青”。
陶芸ではもっともポピュラーな下絵具である呉須(ゴス)を
鉢の内側と外の口から下へ向かってグラデーションするように吹き付けてから
透明釉を施して焼きました
二尺と言うと直径60㎝。
水鉢としてはかなり大きな部類になりますので設置場所は選びますが
睡蓮につかってもメダカを入れても鉢が大きいとイキイキしますよ
【上田宗 二尺大水鉢】
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そして今日はお知らせをひとつ そう!
毎年恒例になっております
『宗陶苑 秋の催し』です!! 最新の登り窯では来年の干支である“戌”にちなんで
犬のものをたくさん焼きました それら干支の置物を含む犬の展示を中心に色々と企画しております
日程は11月25日(土)・26日(日)です!! 現在思案中のお食事のご提供も予定しておりますよ♪
催しの詳細は次回のブログで
紅葉の季節でもあります。
ぜひ秋の信楽へお越し下さい
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