信楽の登り窯窯元    「宗陶苑」の日記。      焼き物製作、商品紹介、日々の日記などなど・・・


by soutouen

背の高い水鉢の碗継ぎ造り その2


前回の続きで背の高い水鉢造りです。
「碗継ぎ」という技法ですが、
口のサイズ径をぴったり同じにしたお椀をふたつひいて1日におきます。

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これが前回の最後の状態。
右側が下、左側が上になります。
この重量物を重ねても崩れない程度まで乾燥させる為に1日おきましたよ111.png

それでは継いでみましょう104.png


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上下それぞれの縁に櫛で傷をつけます。
これは接着面のくいつきをよくする為です。
ちなみに櫛も碗継ぎ用にといらない傘の軸を利用した手製のモノです109.png
(自分でなく、器用な職人に作ってもらった♪)



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櫛目をつけた部分に“ドベ”を塗り、細いより紐を載せます。
上下の接着面がしっかりなじまないと焼いた時に開いてしまう事もあります122.png

そして・・・


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上になるもう一方をカメ板ごとひっくり返して上に「どーん!!」166.png
前回、上の鉢をひいた後に切り離さなかったのは、
継ぐ時にカメ板を持ってひっくり返す為なのです114.png
カメ板→お椀→ドベ・土紐・ドベ→お椀→カメ板というサンドイッチの出来上がりです115.png


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ここで上のカメ板を切り離し、
内・外両側からしっかりと継ぎ目をなじませます。
全体のフォルムを見て、この時点では継いだ付近が少し内側に入っていますね。


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ここからは水びきで継ぎ目をさらに消しつつ、内側に入った胴をふくらませます。
口もひきなおして仕上げます。
気をつけないと素地が水を含んでやわらかく戻りますので、
さわり過ぎてるとへたってグシャッとつぶれます135.png
何でも「止め時」が肝心って事ですな~123.png


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2月15日(木)、登り窯に火が入ります!(予定ですが…)
窯焚きの見ごろは2月17日(土)~20日(火)です。
迫力の窯焚きは見ものですよ124.png
火入れ・窯焚きの見頃予定は状況により前後する場合がございますので
ご見学希望の場合はお問い合わせのうえ、お越し下さいね111.png

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by soutouen | 2018-01-21 17:08 | 店長一号 | Comments(0)