今回の限定品「近江の窯」のご紹介、第二弾です。
琵琶湖を低い山々で囲まれ、豊かな土壌に恵まれた近江国。その土を用い職人の手業と炎~創りだされるやきものに、近江の風土を感じて頂ければ幸いです。
紐造りによる湯呑の二個組を灰被りの焼き味で。
ひねって作った指跡と無釉の焼しめの土味は湯呑を握った際にしっくりと手に馴染みます。
また重すぎず軽すぎずの適度な厚みは使ってみてはじめて気付く落ち着き具合ですよ♪
今回の湯呑二個組は銘を“鳰(かいつぶり)”と名付けられました。
カイツブリは滋賀県の県鳥。
平安時代の文学作品では琵琶湖を「鳰海(におのうみ)」と称された。
愛らしくむっくりした湯呑のペアは寄り添う二羽の水鳥を連想させます。
以前は湯呑の二個組と言えば大小の夫婦が主流でしたが
今の時代性か、同じサイズで組むのが人気です
その点、のぼり窯による焼き締め品ですと二つと同じ景色のモノはございません。
なので同サイズで二個組でもそれぞれに違いがありますので
「僕はこっち、あなたはそっち」と使い分けもして頂けます。
似た色合いで組んでも良いですが、
あえて全然違う景色のモノで組むのも楽しいですよ
ザックリと土味を生かした削りの高台部分。
“めあと”は土見せとなり、
淡く黄味がかった白土のそれは長い年月を琵琶湖の底が隆起して陸になった
時の流れを感じさせます
【釘田誠史 灰被捻り湯呑】
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