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本年の営業は本日をもって終了です。
当苑では毎年、仕事納めの数日前から
「年末の大掃除」をやるのですが、
今年はそれに加えて一部作業場の改装作業です。
と言うのも過去のサンプル品等を保管する場所を
一部屋潰して作業場を移動し、
空いた作業場を陶芸教室用に使用しようというもくろみです

当苑には現在、400人までが一度に作陶出来る施設がございますが、
それでもシーズン中は学校関係の修学旅行や遠足が立て込み、
今年だけでも教室や食事場所が足りなく約30校ほどの予約希望を断わりました

せっかく御希望頂いてるのに断わらなければならない口惜しさと、申し訳なさで
今回の増設となったわけですが、
最終日の今日一日だけではとても終わりませんでした…
また来年、春のシーズンまでに時間を見つけてやらなければ


本年もお買物や陶芸教室にたくさんのお客様の御来苑、
またこのブログをいつもお読み下さり皆様、
本当にありがとうございました。
来年もよりいっそうお楽しみ頂けるよう
上記教室の増設を始め努力致します!!
(ブログの更新も・・・)
新年は1月8日よりの営業です。
それでは最後に・・・
来年の干支、ウサギとかけまして・・・
宗陶苑と解きます!!
その心は・・・
どちらも寂しいと死んじゃいます

と言う事で来年も皆様のたくさんの御来苑お待ちしております

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by soutouen
| 2010-12-27 16:09
| 店長一号
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付いてると器の雰囲気がかなり良くなり、
来客時に出したりすると
「お主、やるな…」的な空気も漂う(笑)
土の持ち手のある器ですが、
洗う際に気をつかう・スタック出来ない・収納スペースがかかる…
と使うには少し覚悟が必要なのも確かです

でも!!
盛り付け次第では素敵な演出になりますし、
「えい!やぁ!!」と思い切って挑戦して頂きたいアイテムでもあります☆

茶道で使う菓子器として製作されておりますが、
料理鉢として、または花器として使っても素敵です。

こちらは注ぎ口を挟んでの三つ又の手付き。
陶器の酒器や急須は木製や竹製の持ち手のことが多いですが、
やはり土同士が外観でもしっくりきます♪
土の持ち手は制作上でも多少のリスクがあり、
焼成時に土は高温でまた軟化しますので
持ち手の重量や形状、本体とのバランスによって
まっすぐ付けていてもへたったり傾いてしまったりします。
また当然、窯詰めのスペースも余計に必要になりますが、
そういった事を考えもって作るのも楽しかったりもします


竹を模した持ち手が本体と蓋にそれぞれ付いております。
僕ならやはりお酒を入れたくなるかな

かなりの大容量ににってしまいますが
あと一週間もすればやってくるお正月の大宴会用にいかがでしょうか?

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そして、年末年始の営業についてのお知らせです。
陶芸教室は12月26日までの営業です。
店舗は12月27日が最終日ですが、27日は16時までの営業とさせて頂きます。
年始は1月8日よりの営業です。
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by soutouen
| 2010-12-23 15:04
| 店長一号
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毎年この時期、信楽駅近辺ではイルミネーションが点灯しております。
こんな田舎の町にしてはけっこう本格的で気合が入ってます

近畿圏の方は隠れた穴場スポットとしてお勧めです。
昨夜はその会場で「しがらき冬まつり2010」というイベントが
行われたのでのぞいて来ました♪

出店やステージでの和太鼓演奏や花火と盛り沢山だったのですが、
三十も越えたオッサンばかりで行ってロマンチックな気分で
「キレイね

(なったらヤバイですが…

ビール片手にからあげ・たこ焼き・鳥ダンゴ…と
色気より食い気盛り沢山で帰ってきました。


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さて、今日は「器を使い込む」というお話です。
お見えになったお客様にはよく
「使っていくうちに色合いも手触りも変化していきますので
上手に器を育ててあげて下さいね♡ 」
とお話しているのですが、
無釉の焼締め物や粉引きの物はお客様にも変化がイメージし易いのですが
施釉された器もちゃんと変化はしていくのです☆
今日、以前に使っていたカップを落として亀裂が入ったので
同じ物を送って欲しいと以前のカップをお送り頂いたのですが、
お送り頂いたカップが実に上手に育てて頂いており、
「こんなに良いあんばいになってきてるのにもったいない」という気分と共に
「ここまで大事に御愛用して頂いて」と嬉しい気持ちにもなりました。

右がお送り頂いたカップ、左が店頭にある使用前のカップです。
登り窯での焼き上げ品ですのでまったく同じ物は二つとなく
もとからの焼き味も若干違うのですが、
使い込んだ方は落ち着いた色合いになり、
信楽の土の特徴である長石の石爆ぜも角がとれて手触りも良いです。

新しい状態では見えなかった貫入(細かな釉薬のヒビ)が美しい

そう、新しい状態では“なかった”のではなく“見えなかった”だけなのです。
まるで茶陶の名器のような佇まいです。

なかには古くなってみすぼらしいと思われる方もいるかもしれませんが、
茶の湯の“寂び”に通じる美意識があり、
この変化を楽しむ過程も土物の醍醐味のひとつです。
吉田勝作紅志野釉カップ&ソーサー ¥2,500
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by soutouen
| 2010-12-19 17:30
| 店長一号
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ずいぶんと冷え込んできて、
12月に入ると信楽はいっきに観光客が減ります。
当苑でもお買物や陶芸教室のお客様もちょくちょくお見えになりますが
大半が一般の方で、団体の観光バスがどんどん入ってくるような事はありません。
あとは年末までみんなしてストーブを囲んで過ごしましょう…
…
…
なんてことはありませんっ!!!
宗陶苑ではこれから年末までが製作の本番です!!
お客様の少なくなったこの時期こそ
ほぼ全ての職人が本格的に製作に集中出来るのです





受注している製品製作や、
二月初旬に火入れの登り窯製品をいっきに片付けにかかります


そう、実は苑内のあらゆる所で
いろいろな製作工程が見れるこの時期こそ
工房見学には最適な時期なのです

この年末らしくも
クリスマスらしさもまるでない感じ…
覗きにいらっしゃいませんか?
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by soutouen
| 2010-12-16 14:22
| 店長一号
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毎週月曜の夜8時からTBSで放送中の「水戸黄門」。
明日の第10話は信楽編の放送です。
これに当苑の焼き物が出演します!!
多数の製品を貸し出し致しました。
そうです。
当苑でのロケではなく、
セットでの撮影だったのです。
巨大登り窯も当苑にて撮っておられましたが、
どうしても電気やトタン屋根などの現代のテクノロジー(笑)が写りますので
使われたかどうかは放送を見てみないとわかりません。
もっとも黄門様の時代には当苑の窯も特に巨大というわけではなく
当苑サイズの登り窯が信楽にはまだごろごろあって
頻繁に焚かれていましたので珍しい光景ではなかったのかも知れません。
サブタイトル「茶壺に追われた御老公」の茶壷というのがこちら↓

水戸黄門のHPには豆知識として以下のようにあります。
「御茶壺道中(おちゃつぼどうちゅう)」
御茶壺道中は、将軍家に献上の宇治茶を江戸まで運ぶ往来のこと。茶壺は信楽焼と決まっている。非常に権威が高く、茶壺が通る際には大名でも駕籠を降りなければならなかった。幕府の権力を笠に着た一行は、街道で横暴な振る舞いをしていた。
「ずいずいずっころばし ごまみそずい 茶壺におわれて とっぴんしゃん 抜けたら どんどこしょ」のわらべ唄は、百姓たちが御茶壺道中を風刺したものと言われている。
こんだけ権威の高い茶壷の製作を任された陶芸家は
きっとたいへんな名誉だったのでしょう。
ところでこの茶壷、ドラマの小道具として特に製作した物ではありません。
ドラマや映画を見ていても
「この時代にコレはないでしょう」
というような焼き物を目にする事がよくありますが、
普通にある在庫で時代劇の小道具に対応してしまうウチの店っていったい・・・?
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by soutouen
| 2010-12-12 16:05
| 店長一号
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今日は傘立てや水鉢などの大物製作の“プチ技”をひとつ。
通常、食器などの小物は成形後、
数日おき、半乾きでひっくり返して底の仕上げや高台作りを行いますが
大物はひっくり返った状態で底部と高台だけを先に作ります。

そして一日以上おいてからひっくり返して本体の製作を行います。
紐作りの場合もロクロ挽きでも同じです。
こうする事によって本体製作後、ひっくり返して仕上げをする手間が省けます。
大物はなかなか底が仕上げれる固さになりませんし、
重い物をひっくり返して口などが傷つく恐れもありません。
そして何より乾燥時は口から乾いていきますので
口部と底部で乾燥に大きな差がつきますが
ある程度乾いた底部で製作する事によってこの差を少なくする事が出来ます。
まさに一石三鳥です

また作業は同じ事をする方が効率が良いので、
初日は何体も底ばかり作り、
二日目、三日目で本体をまとめて製作し完成と
サクサクと作業が進みます

底部を作りすぎて本体製作が追いつかない場合は
板から外してそのまま袋に包んでおくと
数ヶ月は保存も利きます

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| 2010-12-11 17:38
| 陶芸
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ご注文を受けて、以前に作った手洗い鉢と同じ物を製作中。

手前の焼けた物が以前の物、
後が昨日挽いた物です。
作ったのは一年半ほど前ですが、
どう作ったか意外と覚えてなかったりします

メモっとけよ!と怒られそうですが・・・
記憶をたどりながらも
こんなんやったっけ?と疑心暗鬼でしたが・・・

そうっ!!
こんなんでした

腰を少し張らせて、口縁も厚みを増しましたが、
これは少しでも以前より堂々とした雰囲気になるよう意図したものです


あとは底を仕上げて、穴を作れば完成です♪
いつも大きなものほど、
作った後に見比べて思うのですが、
「こんなに縮むかぁ~?」
と不安になります

でもちゃんと計算しました!!
こんなに縮むんです

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by soutouen
| 2010-12-08 11:20
| 店長一号
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当苑では傘立てや睡蓮鉢等の外置きの物は屋外に展示してあるのですが
水抜き穴のない製品は中に雨水が貯まってしまっていると
これからの季節、凍ってしまうと製品が割れてしまいます

なので割れないように冬は雨水が貯まらない様に口を下にして置いておきます。
12月に入ってもウソみたいに暖かい日が続いておりますが、
万が一にも寒波がやってきて凍るといけないので
昨日は苑内のそういった製品を全てひっくり返してまわりました。
傘立程度のサイズは問題ないのですが、
中には巨大睡蓮鉢や2メートル程の大壷なんかもあり、
全てをひっくり返すだけでもかなり重労働です

そして今朝起きると・・・
・・・
・・・はい、がっつり筋肉痛です・・・

そして今日は土合わせ。
当苑では作る品物により土のブレンドを変えております。
狸は狸用、大物は大物用、
陶芸教室には初めての方でも作りやすくキズが出にくい配合といった具合です。
今日は灰被り焼成用の土合わせです。

土錬機の脇には体重計がありますけど、
けっして練ってる途中で痩せたかなと乗るためではなく
陶芸をされている方への販売用に20kgに分ける用です

灰被りで石が爆ぜるようにこれに山の土も混ぜます↓

土錬機で3回、しばらく寝かして、最後は手で練ります。
粘土を持ち上げたり、下ろしたりの繰り返しで
明日も筋肉痛確定です

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by soutouen
| 2010-12-06 18:00
| 店長一号
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今回は大サイズの干支(卯)のご紹介です。

こちらはつがいで1セットですが、
それぞれバラでの販売もしております。
手仕上げで細部の表情や毛並みまで表現されております。

そこそこボリュームがありますので庭置きにしても見劣りしません。
リアルうさぎよりひとまわり大きいくらいです。
僕が子供の頃、自宅では二羽の兎を飼っておりました。
名前は「ドン」と「ラック」。
黒と白の兄弟兎でした。
あまりなついてくれてはいなかったように思いますが
子供の僕は追いかけ回して喜んでいたのを覚えております。
そんな「ドン」と「ラック」も最後はたまたま通りかかった猟犬にやられてしまいました・・・

猟犬がたまたま通りかかるって・・・
信楽おそるべしデス・・・
このつがいの干支を見ているとそんな二羽の事を思い出します


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by soutouen
| 2010-12-04 16:45
| 店長一号
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毎年、年末の近づくこの時期は干支の売り出しシーズンです。
信楽でも各窯元がこぞって干支の製作に励みます。
当苑では信楽のメーカーの干支の中でも
毎年一番大きなボリュームの物と、それよりひと回り小さいサイズの物を製作しております。
今日はその小さいサイズの方を御紹介します。
(小さいサイズと言いましても他のメーカーの干支に比べ十分デカいのですが・・・)

純白のボディに目と耳の鮮烈な赤がポイントです。
例年干支の置き物は火色で製作しておりますが、
兎はやっぱり“白”でしょうと言う事で
今回初めて白の釉薬での製作となりました。
土と白釉と赤釉の相性が合い、かつ美しく見える白と赤にしたかったので
テストを繰り返した末にこの組合せに決定致しました

色を定着させる為に本焼きを二回しており、
実はけっこう手間がかかっております


正面より少し角度をつけて見た時の立体感とラインが好きです。
速そうで。
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by soutouen
| 2010-12-01 17:56
| 店長一号
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