ここ数日急に朝・夕は寒くなってきましたね。
冷えてくると、せめて食べる物だけでもと温かい食事が恋しくなります。
(僕は年中温かい食べ物が好きなのですが)
、という訳で今日はお蕎麦の器です

(ムリがあるか・・・)
お客様からのご依頼で背の高い高台が付いたものを製作しました


まるで馬上杯のよう。
少し気品が漂います

焼締めの火色は、温かい汁物をさらに温かく演出いたします。
また釉薬物や磁器に比べ熱伝導率が低いので、
手に持った時に「アツッ!」ってなる事も少ないです


当苑ではこの焼締め+緑釉は定番の組み合わせです。
そしてこのロクロの指跡による渦も、
緑釉に濃淡の変化がついて定番になりつつあります

グルグル・・・
グルグル・・・
そして、

いつものラーメンでもなんとなく品があるように感じられます

たいへん美味しかったです。
それにしても・・・
炭水化物バンザイ!!
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10月1日~30日の期間、
京都の手造り雑貨屋さん「Duce mix shop」にてギフト展に参加します!
当苑のモノ以外にも素敵なギフトがいっぱいです!
京都にお出かけの際にはぜひ覗いてみて下さい

詳細は【こちら】。
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by soutouen
| 2011-09-28 19:09
| 店長一号
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見てきました!
映画「ゲット・ラウド」


いや~、素晴らしかった!!
世代の違う三人のギタリストが語ってセッションするだけの音楽ドキュメンタリー。
1時間半、大画面と大音量でギターの映像と音に酔いしれて
ヘンタイみたいにニヤニヤとよだれが止まりませんでしたー

しかも客は僕をいれても数人で、ほとんど貸しきり気分!
(人気ないのかな・・・)
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さて、わたくしごとな話題はこの程度にしておいて・・・
焼き物のご紹介です!
まずは、

「こぽっ」としたフォルムに
“コゲ”の多い焼き味が印象的な抹茶茶碗です。

ぐるりと回して見ても全体的に重厚な雰囲気の焼き上がりですが
黒い部分はすべてがコゲではなく、
酸化鉄による刷毛目で黒く発色した部分もあり
同じ黒でも様々な色合いの「黒」が一つの茶碗の中で楽しめます。

中も真っ黒です

でも塗りつぶしたような黒ではなく深みがあり、
お茶を点てた際には抹茶の緑がよく映えます

そして、こんなのも造ってみましたよ


家の形の花入れです。
まあ、家というよりは小屋ですが。

うまい具合に扉の部分にビードロが


店に前に咲いていた白百合と紫式部を入れてみましたー

花を入れると、
「この家の中ではきっとすごく楽しい事が行われてるんだ」
、と想像しちゃいます

本日ご紹介の「勝作鉄刷毛目茶碗」は
オンラインショップしんれんのページにもアップ致しました!

→こちら
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by soutouen
| 2011-09-25 18:52
| 店長一号
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ご縁とご注文を頂いて、今回の登り窯で焼いた皿。

海外のレストランで使われます。
七寸(21cm)と使いやすい大きさで、日本の和食店でもうけそう

“ぼたもち”を置いての焼締めで、
ご覧のように一点一点焼き味はさまざまです



焼締めの器は扱いが難しい、
大量生産品に比べ重い、
そのうえ焼き上がりも様々で同じ物が出来ないと・・・
レストランなどのお店使いでは敬遠されることもありますが、
承知の上であえてこんな器を使うこだわりのお店は
きっと料理の味も素晴らしい!
店も繁盛しまくる!!
(と思いたい

もちろん可能な限り風合いを損なわないで機能的にと、
しっかりと焼き締まり、土の感触も残る土を吟味し、
扱いやすい厚みとチップ(欠け)のしにくい形状に仕上げておりますよ


炎と灰の景色が良いと思う日本的な感覚や文化が
外国の方にも受け入れられることが単純にウレシイ


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by soutouen
| 2011-09-21 19:13
| 店長一号
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当苑の職人は、学校や専門学校などで陶芸を学んだもの、
他の産地を渡り歩いて信楽におちついたもの、
陶芸は学ばず当苑に来てから覚えたものなどなど
経緯は本当にさまざまです

だから職人もそれぞれ色んなスタイルや得意なことがあって
ひとつの窯元としてはオモシロイのです!

僕も最初は大学で教わったのですが、
あまりこまごまと指導するタイプの学校ではなかったので
(聞いてなかっただけ?かも・・・)
卒業後に友人や知人や他の職人や祖父から
教わったり、見て盗んだりした事がゴッタ煮になって
ほぼ自己流みたいになっちゃってます

なのでいまだに新しい発見がごろごろあったり、
ほかのみんなとちがったり、
「あれ、普通はみんなこうしてますよ。」
「エッ、そうなの・・・」
なんてこともざらにあります


そんな僕に最初にロクロを教えてくれたのが、
先生でも先輩でもなく、
ましてや陶芸学科の生徒でもなんでもない
友達の友達の女の子。
彼女はデザイン系の高校出身で授業でほんの少し陶芸をやったことがある
、というだけのほとんど素人同然だったのですが、
もとが不器用な僕にはそれでもじゅうぶんヒーローに見えたのでした

そしておそろしい事に、
その頃から20年近くが経とうとしている今でも、
僕にとっての上手く挽くロクロのイメージは
その頃の彼女の挽くロクロのイメージのまんまだったりするのです。
最初に見たオリジナルの影響力ってすごいな・・・

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by soutouen
| 2011-09-18 18:51
| 店長一号
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三連休の初日、あいにくの雨

このあたりは今日が運動会の学校が多いのにかわいそう・・・。
ところで最近なんとなくfacebookを始めてみました

、がわけが分からん!

うえにまわりに使ってる人がいなくて聞けない!!
という状況で・・・
う~ん、こういうモノを直感的に理解して操作出来なくなると
年々迫ってくるオヤジ化を実感します・・・

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おかげさまでずっと品切れ状態が続いていたこちらの花入れ。
今回ののぼり窯で追加焼成分が焼けてきましたよ~♪
芙蓉を入れてみましたが、この花は一日しかもたないのでちょっと寂しい・・・

それではみなさま、よい休日を

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by soutouen
| 2011-09-17 18:35
| 店長一号
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残暑のヤロー、いつまでも居座りやがって・・・
秋がどんどんなくなっていく~
とひととおりボヤいたところで
、本日も・・・
「敬老の日にオススメプレゼント 焼けたばかりの窯から! 第二弾!!」
、です。

焼締め蓋付湯呑(茶托付)
磁器のものではよく見かける蓋付の湯呑も
土物では珍しいんです。
しかも、茶托も木製ではなく土で造ってあります。
だんだんと冷えてくるこれからの季節、
おじいさま、おばあさまにはこういう湯呑でホッコリとしてもらいましょう
ところで蓋付のこういう湯呑って、センベイをかじりたくなりません?

灰被り湯呑
こんだけがっつりと焼けた湯呑み、
使って似合うのもやはりそれだけの年輪をかさねた方でないと

底は割り高台。
当苑のものでは珍しい形状の高台ですが、
土のザックリした質感が出やすいので
最近ときどきやってます

焼締め納豆鉢
ハンドルを持って、
納豆を箸でグリグリとかき混ぜまくって、
ご飯にぶっかける為の器です
関西の方にはあまり売れないかも・・・
と思っていましたが、意外と関西人が多く買って下さいます☆
もはや関西では納豆を食べないというのは古い話なのかな
(ってか、いちおう関西の滋賀育ちの僕も普通に食べてるし・・・)

フクキタロウ
フクロウとタヌキのハーフなんです。
形を違えて9種類がおりますが、この子は一番人気の「与三郎」。
(昔飼ってた犬の名前と同じなんです)
こういうのを見ると・・・
・・・

なぜかいっぱい並べたくなっちゃうんです
縁日のひよこみたいで

見られた方からこの「ぬ」の意味をよく訪ねられます。
通常の狸はここに「通」の文字が入りますが、
この子たちはタヌキとフクロウのハーフ「ふくきたろう」。
「たぬき」という文字と、
「ふくろう」という文字を混ぜて並び替えて「ふくきたろう」。
(アナグラムってやつですね)
すると余る「ぬ」の文字に狸の顔をあしらって横に貼り付けた・・・
ということなんです
もうすぐ三連休、遊びにおいで~
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秋がどんどんなくなっていく~

とひととおりボヤいたところで
、本日も・・・
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、です。

磁器のものではよく見かける蓋付の湯呑も
土物では珍しいんです。
しかも、茶托も木製ではなく土で造ってあります。
だんだんと冷えてくるこれからの季節、
おじいさま、おばあさまにはこういう湯呑でホッコリとしてもらいましょう

ところで蓋付のこういう湯呑って、センベイをかじりたくなりません?

こんだけがっつりと焼けた湯呑み、
使って似合うのもやはりそれだけの年輪をかさねた方でないと


底は割り高台。
当苑のものでは珍しい形状の高台ですが、
土のザックリした質感が出やすいので
最近ときどきやってます


ハンドルを持って、
納豆を箸でグリグリとかき混ぜまくって、
ご飯にぶっかける為の器です

関西の方にはあまり売れないかも・・・
と思っていましたが、意外と関西人が多く買って下さいます☆
もはや関西では納豆を食べないというのは古い話なのかな

(ってか、いちおう関西の滋賀育ちの僕も普通に食べてるし・・・)

フクロウとタヌキのハーフなんです。
形を違えて9種類がおりますが、この子は一番人気の「与三郎」。
(昔飼ってた犬の名前と同じなんです)
こういうのを見ると・・・
・・・


縁日のひよこみたいで


通常の狸はここに「通」の文字が入りますが、
この子たちはタヌキとフクロウのハーフ「ふくきたろう」。
「たぬき」という文字と、
「ふくろう」という文字を混ぜて並び替えて「ふくきたろう」。
(アナグラムってやつですね)
すると余る「ぬ」の文字に狸の顔をあしらって横に貼り付けた・・・
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by soutouen
| 2011-09-15 15:53
| 店長一号
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先日、西宮の大谷美術館まで「ボローニャ国際絵本原画展」を見に行ってきました

毎年恒例になっているこの展覧会、
かな~り癒やされます♪

大人から子供まで幅広く楽しめるとあって子連れのお母様方も多かったな。
こんなかわいいイラストのものもあれば、
すこし難解なものまで色々楽しめます。
個人的にはブラックなユーモアのあるものが良かったです

それにイタリア人が描く「竹取物語」のイラストも興味深かったです。
オススメです!

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さてさて、この土・日に目立ったのは今月19日「敬老の日」の
お祝プレゼントをお求めになられるお客様方。
という訳で今日は現在窯出し中の登り窯から出てきたばかりの商品で、
おじいさま、おばあさまへのプレゼントに最適な毎日使える湯呑やカップをご紹介。

紐造りによる湯呑は全体に製作時の指跡が。
その指跡がそのまま残る無釉の焼締めですので、
手造りのあたたかみを感じて使って頂けます。
また、手にフィットするので年配の方にも安心ですね。

最近は男性・女性でサイズを変えないペア湯呑も人気です。
時代ですな~。
それでも登り窯の湯呑は焼き味が1点1点異なりますので、
じいさんコッチ、ばあさんは明るい方・・・と使い分けが出来ますよ


お茶よりコーヒー派な方には
同じひねりでもこちらがオススメ。
土の味わいのカップで飲むコーヒーは
心和むひとときを約束しますよー。
(、と言ってもホントに粘土が溶け出して泥の味のコーヒーにはなりませんのでご安心を・・・)

お茶より、コーヒーより、
ビール派な元気なおじいさん・おばあさんにはこちらを。
焼締めのビアマグはとってもクリーミィな泡がたちます

実はこのマグ、以前にサンプルとして製作してもらった物を
僕が家でビアマグとして使ってるのですが、
焼締めによる和の雰囲気と
どこか洋風アンティークのようなフォルムがお気に入りで
今回の窯で製品として新たに製作して頂きました

ふふ、僕も年寄りみたいな顔してこのマグでビール飲んでます・・・

「敬老の日」まではまだまるまる1週間あります!
プレゼントのご用意がまだの方はお早めに~

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by soutouen
| 2011-09-11 18:59
| 店長一号
|
Comments(3)
登り窯の窯出し、どんどん出てきております。
今日はそんな中から「ぐい呑み」ばかりを。

信楽らしい長圭石の多く含んだ荒い土を
ゆったりとロクロでひき上げた重厚な造りの寿方のぐい呑み。
口元もそれに合わせゆるやかなカーブを描きます。
同じ土・同じ時・同じ窯で焼いても一個造りと炎と灰の景色で様々。
選ぶのが愉しいんです

こちらの2点は本日、めでたく嫁入りしたモノ。


作者が違うと出来上がったモノの雰囲気も変わります。
同じ窯で焼いていても。
何度もお見えになるお客様でも
ねらわずに同じ作者のものばかりを求められる方も少なくないです。
そこには不思議となにか惹かれ合うものがあるんでしょね

そして今回焼けてきたぐい呑みの中で僕のお気に入りはこちら↓

あかるい色合いですが、口元には黒紫(そんな色あるの?)のビードロ。
そして“蜻蛉の目”が側面のその位置という事は・・・
・・・
そう!


三点にぬけた“めあと”も◎。
蜻蛉の目:ビードロが流れて溜まった部分のことを
「とんぼの目玉」のように見えることからこう呼びます。
ちなみに僕はこれを見るといつも仮面ライダーの目を連想します・・・
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by soutouen
| 2011-09-08 19:10
| 店長一号
|
Comments(2)
登り窯の窯出しが始まっております


約15,000点の品物をいっきに焼き上げる窯。
そんな大きな窯は焼き上がりも様々ですし、
ねらう物も灰被り・火色・緋襷・数々の釉薬物と
詰める位置により様々。
すべてがねらい通り100点満点!
・・・って事はありえませんが、
すべてが0点ってこともありません。
そして、なかに120点!
とか、
予期せず200点!!ってのがあるからオモシロイのです


じゃじゃーん!
こちらは「火袋」。
他の間(部屋)に比べ、渋い色合いの物が多くとれます。
大壷を正面に、コの字形にそびえる団地のような今回の棚組み。
んっ!!

右の棚組みの一番下では、水指が真っ二つに!
残念ですが、こういう事もあります。

こちらは「四の間」。
部屋が違うと蓋を開けた後の空気感も違う気がします。
てっぺんで窯出しを待つタヌキが
「ヨウコソ♪」
とあやしく笑っておりますが、
焼き上がりはいかに!?
個人的には今回、「六の間」が楽しみです

こんな窯出し作業、窯が大きい分まだしばらく続きます。
窯出しのご見学も可能ですよ

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by soutouen
| 2011-09-06 19:17
| 店長一号
|
Comments(0)
大きな台風、信楽も昨夜までは強烈な雨風でした

狸が一匹、フクロウが一匹、湯呑が約10個、
そして穴窯の屋根が崩れ落ちるという(!?)
けっこうな爪痕を残して去って行きました・・・

みなさんの町は大丈夫だったでしょうか?
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当苑に通って陶芸をしにきているお客様のお一人、Tさん。
おひとりで沖縄まで作陶にも行かれるバイタリティ溢れる人物です

そのTさんの筋肉友達(?)のカメラマンの方が今回の窯焚きにお越し下さり
撮影された写真をくだされたのですが、
これがあまりにもカックイィー!
・・・のでご紹介します


こんな風に切り取るアイデアは僕からは逆立ちしても出て来ません。
さすがプロです





見上げてるのは干支のネズミです


、が・・・

僕よりも窯焚き職人に見えちゃってます

そしてTさんの今回の作品。
これはすみませんが僕がコンデジで撮りました・・・

三の間にて。


現在、登り窯は窯出し中!!
窯出しの様子や新しく焼けてきた製品は次回ご紹介します。
お楽しみに~

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by soutouen
| 2011-09-04 19:25
| 店長一号
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Comments(3)