信楽の登り窯窯元    「宗陶苑」の日記。      焼き物製作、商品紹介、日々の日記などなど・・・


by soutouen

萌の窯・窯焚きを終えて

窯焚きが終了し、窯出しが始まりました。
今回の窯焚きは灰被り品をしっかりと焼く為に
これまでよりも割木の束数も時間も多く焚きました。
それに、いつもよりも極端に多く長く焚き込む事によって品物や窯は
どうなるのかという事を知りたかったというのもあります。

結果は(まだ全て出ていないのではっきりとはわかりませんが)
予想以上に灰被り品は良いものがしっかりとれました。
ただ、焼きすぎると良くない製品というのもありますので
そういったものには少なからず影響があったようにも・・・。
また、窯の傷みも激しく割木のコストも増えますので良い事ばかりとも言えません。

今回の窯焚きで分かった事などを、また次回以降の窯焚きにも生かしていければと思います。
焼き上がった製品の写真も近いうちに載せたいと思いますのでお楽しみに。

f0014970_17221577.jpg
修理した煙突はご覧のようにたいへん良く機能していました。
しかし、以前とは窯の性質が変わったようなので、これもまた勉強です。
# by soutouen | 2006-03-28 17:32 | 陶芸 | Comments(0)

萌の窯

登り窯の窯焚きが始まりました。
今回の窯には「萌の窯」と名付けらられ(キザシと読みます。モエ~ではありません)
当苑の会長・上田寿方作の旅枕花入れと抹茶碗が限定品として窯詰めされてあります。
いずれも正面に蕨をあしらった、春の訪れを感じさせる作品です。
また、他には2~3人用のテーブルセットや二尺のフクロウ、七寸鉢、丼碗等の
新作なども入っております。
窯焚きの見ごろは19日~21日になっており、
窯出しは25日ごろからの予定ですので興味のある方はぜひ御来苑下さい。

f0014970_10122669.jpg
写真は二ノ間(下から数えて3番目の部屋)の窯詰めです。
正面に見えるのはテーブルセットの天板です。
# by soutouen | 2006-03-17 15:18 | 店長一号 | Comments(0)

登り窯煙突修理その3

登り窯煙突修理の最終回をお届けします。

f0014970_11303567.jpg
前回積み上げたところからさらに上から積み上げて煙突を少し高くしていきます。
この日は春のように暖かく、寒空の中震えながらやった前回と違い爽やかに作業が出来ました。

f0014970_1141982.jpg
煙突に雨が流れ込まないように瓦で溝を作ります。
やっぱり瓦は屋根にはる為の物で、こういった所に組み合わせて這わせるのはたいへんです。

f0014970_1735674.jpg
トタンも打ち付けて防水対策は万全(のハズ)です。
土とモルタルが乾くまでビニールシートを被せておきます。
とりあえずはこれで完成です。
一度窯を焚くとある程度まで土が焼き固まりしっかりするはずです。
早くこの煙突から煙や炎が吹き出るところを見たいものです。

みんなススと泥で真っ黒けになって作業をしました。
おつかれさまです。
           おわり。
# by soutouen | 2006-03-12 17:43 | 陶芸 | Comments(0)

グレーのゾウ

もう一匹のゾウも焼き上がりました。
今度のはグレーです。

f0014970_13391019.jpg
背中に若干のキズが出てしまいました。
サイズが大きくなると乾燥や焼成時に収縮の関係でどうしてもキズが出やすくなってしまいます。

f0014970_13415219.jpg
前回の分と二匹並べたところです。
形は同じに見えますが、完全手作りのため微妙な違いがあります。

もう20年ほど前にもこれと同じぐらいのサイズのゾウが当苑に展示されていました。
それはもう何年も前に売れていってしまったのですが
幼い頃によく上にまたがって遊んでいたのを覚えています。
今回の二体のゾウも御来苑頂いた子供達の人気者になればいいなと思います。
でも万一の事もありますので決して上に乗ったりはしないで下さいね。
# by soutouen | 2006-02-19 14:04 | 陶芸 | Comments(3)

登り窯煙突修理 その2

お待たせしました。
登り窯煙突修理の第二回をおとどけします。

f0014970_16553777.jpg
まず、煙道の掃除がしにくいので噴き出しの一部も崩します。
(この作業のせいで予定より大掛かりになってしまいました)

f0014970_1705444.jpg
崩した中はこんな感じ。
ここに不純物やススが溜まっていたので全てかき出しました。

f0014970_1755824.jpg
かき出した後は再び積み上げつつ土で固めていきます。
砂利などの不純物が再び溜まったりしないように今回は少し高めにしました。

長い間、掃除をしていなかったので、次回の窯焚き時には予想以上に炎が“ひく”事が想像されます。
炎がひきすぎると焚いている各部屋の温度が上がりにくかったり、品物の発色が悪くなる可能性もあります。
焚きつつ様子を見、調節するしかないでしょう。


まだ、つづく
# by soutouen | 2006-02-12 17:18 | 陶芸 | Comments(2)

ゾウの焼成 その3

じゃじゃぁーん。
焼き上がりました。
f0014970_1627076.jpg
タヌキ4匹と一緒に焼き上がりました。
(手前の2匹は焼き直しですが・・・)


f0014970_16285156.jpg
展示場所へと運ぶ為にロープと丸太を結びつけます。
ここは人力です。
見た目以上に重たい…

f0014970_164526.jpg

そして、無事設置完了。
ちなみに同じサイズのゾウがもう1匹あります。(完全手作りの為、少し形は違いますが)
そちらもこれから焼きます。
今度のはグレーになる予定です。
お楽しみに。
# by soutouen | 2006-02-04 16:52 | 陶芸 | Comments(2)

ゾウの焼成 その2

今回はゾウの施釉をおとどけします。
f0014970_171836.jpg

釉薬は焼き上がり後も白になるものを
コンプレッサーで霧状にして吹きつけていきます。

f0014970_17194247.jpg

耳の中やお腹の下までかけ残しがないように
まんべんなく吹いていきます。
表面が乾いたらもう一度吹いてクスリに厚みをもたせます。

f0014970_17215558.jpg

全部吹き終わって見事に真っ白です。

f0014970_17244126.jpg

目は先の白を掃き取ってから黒の釉を筆でいれます。
タヌキなどもそうですが、目の入れ方で表情が出ますので
この時に置物に魂が入ったように見えるのですねー。

f0014970_17285387.jpg

後は焼くのを待つばかり。
下のコンパネごと燃やしてしまうのですねー。

つづく。
# by soutouen | 2006-01-25 17:31 | 陶芸 | Comments(2)

ゾウの焼成 その1

これから数回に分けて特注製作品の象の焼成をおとどけ致します。
f0014970_14333427.jpg

焼物としてはかなり巨大な部類の製品ですので、
かなりの長期間をかけて完全乾燥させてから焼成作業に入ります。
写真は乾燥後ですので、もうすでに製作時より水気がとんだ分小さくなっております。
焼成時にもうひとまわり収縮します。

f0014970_14393272.jpg

作り終えた後に持ち上げたりするのは困難な為、
あらかじめパレットの上で製作します。
足首がセクシーでしょ。


f0014970_14542838.jpg

作業場から窯への運搬はリフトを使います。

f0014970_1458178.jpg

乾燥後、焼成前のこの状態が一番弱いので
ゆっくりと慎重に運ばないといけません。
ここで割れたら今までの苦労が水のアワですから。

f0014970_1505530.jpg

とりあえず本日はここまで。
順をおって施釉・焼成とおとどけします。

つづく。
# by soutouen | 2006-01-22 16:26 | 陶芸 | Comments(4)